カフェでボクサーに絡まれる…レバークーゼンFWに何があった?

2017年04月05日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「なんで俺が『ピエロ』なんだ?」

今冬に移籍金1350万ユーロ(約16億円)で加入したベイリー。ここまでは2試合・0得点と本領を発揮できていない。(C)Getty Images

 今年1月にベルギーのヘンクからレバークーゼンに移籍したジャマイカ人FWのレオン・ベイリーが、トラブルに巻き込まれた。
 
 ホームにヴォルフスブルクを迎えた試合当日の4月2日(ブンデスリーガ26節)だった。体調不良を理由にベンチから外れたベイリーは、スタジアムで試合を観戦せず、1月まで住んでいたヘンクに戻っていた。
 
 そこで、ひと悶着が起きる。友人とカフェにいたベイリーに、ひとりの男が声を荒げながら歩み寄ってきた。
 
「お前がベイリーか。なんで俺が『ピエロ』なんだ? 俺はボクサーだぜ。もう一度言ったら、お前の顔をぶん殴ってやるらな!」
 
 男はアティフ・リベラという名で、ヘンク市内のボクシングジムに勤務するトレーナー。その一般人とベイリーの間に、いったい何があったのか。
 
 真相はこうだ。友人とカフェで落ち合う数時間前、ベイリーはリベラの働くジムで汗を流していた。そこでシャドーボクシングをしていたリベラの姿をスマートフォンで撮影し、「ピエロみたいだ」というコメントとともにSNSに投稿した。
 
 その動画は瞬く間に拡散され、リベラ本人の知るところに。激怒した彼は「カフェにいる」という知人の目撃情報を聞きつけ、ベイリーを直接"口撃"したのだった。
 
 この騒動が大きく報じられたのは、リベラがカフェでの一部始終をスマートフォンで撮影し、それをフェイスブックに公開したから。怒りが収まらないリベラに対して、ベイリーは終始困惑の表情を浮かべていた。
 
 ベイリーは謝罪し、問題となった動画を削除。そうして一件落着したとはいえ、SNSでの軽率な投稿から一般人ともめ事を起こすなど、プロのフットボーラーとしてあるまじき行為だ。今回の一件を教訓に、良識ある行動を心掛けてもらいたい。
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