WWEでチャンスに恵まれず業を煮やして、サッカー界に復帰。
WWEでデビューした時よりも一回り大きくなった巨体を揺らしながら、ゴールマウスで奮闘したヴィーゼ。ブンデスリーガ復帰へはまずシェイプアップが課題となりそうだ。 (C) Getty Images
昨年9月にアメリカのプロレス団体『WWE』に電撃的に入団し、プロレスラーへと仰天の転身をしていた元ドイツ代表GKのティム・ヴィーゼが、ブンデスリーガへの本格復帰を口にし、世間を賑わせている。
ヴィーゼは2014年1月、当時所属していたホッフェンハイムに「身体を鍛えすぎ」という理由で解雇されて無所属の身に。すると同年9月にWWEのドイツ・フランクフルト公演にカメオ出演し、その時の振る舞いと人気ぶりが評価され、2016年9月に同団体とトレーニング生としての契約を締結していた。
WWEのトップレスラー兼副社長のトリプルH氏からも「彼は粘り強い男。自分の力を証明したいという野望を抱き続けている」とメンタルの強さを称賛されたヴィーゼは、リングネーム『ザ・マシーン』として昨年11月に地元ミュンヘンでの公演で正式にレスラー・デビュー。自慢の肉体を活かしたボディープレスを披露するなど、上々のスタートを切った。
しかし、ここにきてヴィーゼ本人がブンデスリーガに復帰意向を強めていることを、英紙『サン』が伝えている。
同紙は、デビュー戦以降、レスラーとしてチャンスに恵まれなかったことに業を煮やしていたヴィーゼは、3月31日に友人のクリストフ・ノワク氏が会長を務めるドイツ8部のSSVディリゲンに一時的に加入。さらに4月1日に行なわれたTSVハウンスハイム戦に出場したと伝えた。
巨体を揺らしながら奮闘したヴィーゼは1-2と敗れた試合後、「なぜ、全てを諦めてしまったのか、今となってはわからない。今日は最初の試合だったが上手くいったと思う」とフットボーラーとしてのキャリア再生に自信を口にした。
さらには、「ゴールキーパーってのは自転車に乗るようなもので、その感覚は決して忘れることなんてない」と語ったヴィーゼは、「俺は将来について考えている。おそらくここでプレーすることはもうないが、ブンデスリーガでも問題なくやれると思う」とドイツのトップリーグへの挑戦も仄めかした。
レスラー転身の際には、「この挑戦はいわばチャンピオンズ・リーグだ。俺は集中して臨む」と豪語していたヴィーゼ。サッカー界では稀なセカンドキャリアを築く可能性があっただけに、この決断は少しばかり残念な気もするが……。
なお、このヴィーゼの行動についてWWE側は、現地4月3日に団体の年に一度のビッグイベントである「レッスルマニア」が行なわれていたこともあり、とくにコメントなどは発表してはいない。
ヴィーゼは2014年1月、当時所属していたホッフェンハイムに「身体を鍛えすぎ」という理由で解雇されて無所属の身に。すると同年9月にWWEのドイツ・フランクフルト公演にカメオ出演し、その時の振る舞いと人気ぶりが評価され、2016年9月に同団体とトレーニング生としての契約を締結していた。
WWEのトップレスラー兼副社長のトリプルH氏からも「彼は粘り強い男。自分の力を証明したいという野望を抱き続けている」とメンタルの強さを称賛されたヴィーゼは、リングネーム『ザ・マシーン』として昨年11月に地元ミュンヘンでの公演で正式にレスラー・デビュー。自慢の肉体を活かしたボディープレスを披露するなど、上々のスタートを切った。
しかし、ここにきてヴィーゼ本人がブンデスリーガに復帰意向を強めていることを、英紙『サン』が伝えている。
同紙は、デビュー戦以降、レスラーとしてチャンスに恵まれなかったことに業を煮やしていたヴィーゼは、3月31日に友人のクリストフ・ノワク氏が会長を務めるドイツ8部のSSVディリゲンに一時的に加入。さらに4月1日に行なわれたTSVハウンスハイム戦に出場したと伝えた。
巨体を揺らしながら奮闘したヴィーゼは1-2と敗れた試合後、「なぜ、全てを諦めてしまったのか、今となってはわからない。今日は最初の試合だったが上手くいったと思う」とフットボーラーとしてのキャリア再生に自信を口にした。
さらには、「ゴールキーパーってのは自転車に乗るようなもので、その感覚は決して忘れることなんてない」と語ったヴィーゼは、「俺は将来について考えている。おそらくここでプレーすることはもうないが、ブンデスリーガでも問題なくやれると思う」とドイツのトップリーグへの挑戦も仄めかした。
レスラー転身の際には、「この挑戦はいわばチャンピオンズ・リーグだ。俺は集中して臨む」と豪語していたヴィーゼ。サッカー界では稀なセカンドキャリアを築く可能性があっただけに、この決断は少しばかり残念な気もするが……。
なお、このヴィーゼの行動についてWWE側は、現地4月3日に団体の年に一度のビッグイベントである「レッスルマニア」が行なわれていたこともあり、とくにコメントなどは発表してはいない。