ジダンからヴェンゲルへ!? マドリーのペレス会長が今夏に監督交代か

2017年04月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

ジダンが生き残るにはCL、クラシコで内容と結果を残すこと!?

フランス人のあいだでバトンタッチはあり得るのか!? ジダンにとって残りシーズンは試練の時でもある。写真は2009年のもの。 (C) Getty Images

 レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長は、もしジネディーヌ・ジダン監督がタイトル獲得に失敗した場合、彼の後任としてアーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督に関心を示していると、スペインの『as』が報じている。
 
 現在、リーガ・エスパニョーラで首位を走るマドリー。先週末はアラベスを3-0で下したものの、ペレス会長はその戦いぶりには満足していないようである。
 
 一方、アーセナルはマンチェスター・シティと2-2で引き分けたが、ヴェンゲル監督はブーイングを浴び、試合後には「いつまでこのクラブで監督を務められるか分からない」と語っていた。
 
 現在67歳のヴェンゲルは先日、「引退は死ぬことに等しい」として、今後も監督業を継続すると宣言したものの、アーセナルでは彼に対する風向きは日に日に強まっており、1996年からの長期政権に終止符が打たれる可能性は高いと見る向きは強い。
 
 そんななか、かねてからヴェンゲルに注目していたマドリーのペレス会長は、勝利とスペクタクルの両立を求めて今夏、ついに招聘を断行するかもしれない。
 
 昨シーズン途中からマドリーの監督に昇格し、いきなりチャンピオンズ・リーグ(CL)優勝を果たしたジダン監督は今シーズン、ここまで欧州スーパーカップ、クラブワールドカップを制した他、前述の通りリーガでは首位、そしてチャンピオンズ・リーグでも勝ち残っている。
 
 過去にカルロ・アンチェロッティが結果を残しながらも退任を強いられたように、監督にとっては厳しい環境であるマドリー。ジダンがここで生き残るには、勝利とタイトル獲得はもちろん、内容でもペレス会長を納得させなければならない。
 
 今月は12、18日(現地時間)にCL準々決勝のバイエルン戦、そしてリーガでは23日にホームでのクラシコと、重要な試合が多く控えており、ここでのマドリーの結果とパフォーマンス次第によっては、ペレス会長が動き出す可能性もあるだろう。
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