ミランが最下位ペスカーラと痛恨の引き分け…本田はまたも出番なし

2017年04月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

ミランは主導権を握って攻めるが決定力を欠く。

オウンゴールで失点したミランは、デウロフェウ(左)の単独突破から同点に。しかし、逆転はできなかった。写真:Alberto LINGRIA

 現地時間4月2日、セリエA30節のペスカーラ対ミラン戦が開催された。両者にとってはAマッチウィーク明けの最初の試合となる。
 
 7位ミランは長欠中のモントリーボとボナベントゥーラに加えてベルトラッチ、アバーテ、スソを怪我で欠き、中盤はパシャリッチ、ソサ、M・フェルナンデス、3トップはオカンポス、バッカ、デウロフェウ。本田圭佑は怪我で欠場した28節を挟んで、公式戦22試合連続のベンチスタートとなった。
 
 一方、2月にオッドからゼーマンに監督交代した最下位ジェノアもジラルディーノやペペが怪我で欠場。元ミランのムンタリや元インテルのカンパニャーロなどが先発に名を連ねた。
 
 ペスカーラはいきなりラッキーな形で先制に成功する。12分、パレッタのバックパスを足で処理しようとしたGKドンナルンマが痛恨の後逸をし、ボールがゴールマウスに吸い込まれた。
 
 オウンゴールで失点したミランは、ボール支配率を高めて積極的に攻め込むも、最後の30メートルが機能せずなかなかシュートが打てないもどかしい時間が続く。
 
 しかし、41分にようやく同点に追いつく。カウンターからデウロフェウが右サイドを独走してシュート。ペナルティーエリア内でのこぼれ球をバッカが粘ると、最後はパシャリッチが右足ボレーで叩き込んだ。
 
 後半もミランが主導権を握って攻めるが、57分のソサのミドルが枠外に飛ぶなど逆転ゴールがなかなか奪えない。モンテッラ監督は堪らず58分、バッカを下げて昨シーズンまでペスカーラのエースだったラパドゥーラを投入した。
 
 それでもミランは個人技頼みの攻めは改善できず、70分にはソサとロカテッリ、77分にはM・フェルナンデスをクツカに代えて今度は中盤をテコ入れ。これで交代枠を使い切り、本田はまたも出番なしに終わった。
 
 ミランは81分のラパドゥーラの至近距離弾が相手GKのビッグセーブに阻まれると、85分のロマニョーリのヘディングもポスト直撃、94分のラパドゥーラのシュートもDFのブロックと、立て続けにビッグチャンスを逃す。
 
 結局はこのまま1-1でタイムアップ。アウェーとはいえ最下位ペスカーラから勝点1しか奪えなかったミランは、ヨーロッパリーグ出場権(4~5位)を目指すうえで手痛いドローとなった。

【ハイライト動画】痛恨のOGでミランがドロー。本田は出番なし|ペスカーラ 1-1 ミラン
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事