【鳥栖】連続ミスで“号泣”の権田を指揮官が擁護「試合前よりも信頼が増したくらいだ」

2017年04月01日 白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)

守護神に対する指揮官の信頼は微塵も揺らいでいない。

鳥栖のフィッカデンティ監督は試合後、ミスから連続失点した権田を擁護した。(C)SOCCER DIGEST

【J1リーグ5節】FC東京 3-3 鳥栖/4月1日/味スタ
 
「権田のことはとても信頼している。試合前からさらに増したほどだ。本人にもそれは伝えた」
 
 鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ監督は試合後の会見で、きっぱりとそう言い切った。
 
 ジュニアユース時代から15年在籍した古巣FC東京の初対決で鳥栖のGK権田修一は、ミスから痛恨の連続失点……。76分に豊田陽平との交錯から痛恨のキャッチミスをしてこぼれ球を橋本拳人に押し込まれれば、86分にはキム・ミンヒョクとの連携ミスから前に飛び出すタイミングを誤ってピーター・ウタカに易々とゴールを許した。
 
 鳥栖が試合終盤に2ゴールを挙げて3-3のドローに終わったとはいえ、権田は試合後、人目もはばからずピッチで号泣。ミックスゾーンでは「(古巣対戦で)複雑な心境だった」と振り返った。
 
 しかし、フィッカデンティ監督はそんな傷心のGKを冒頭のような言葉で擁護。さらにこう続けた。
 
「失点はすべて個人的なミスと連携のミスから生まれた。ハイボールに飛び出したプレー(76分)も、権田が前に出たのは当然だと思う。周りがスペースを作ってあげなかったことがミスの原因だ」
 
 ミスから連続失点した守護神に対する指揮官の信頼は、微塵も揺らいでいない。
 
取材・文:白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)
 
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