「気候を気にするならロサンゼルスに行け!」 モウリーニョが獲得候補グリエーズマンに皮肉

2017年04月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ウチに来たくないなら、幸運を祈る。楽しんでくれ」

具体的なことは明かさなかったものの、今夏の補強に関して興味深いコメントを残したモウリーニョ。百戦錬磨の指揮官が望む選手とは? (C) Getty Images

 アトレティコ・マドリーに所属するフランス代表FWのアントワーヌ・グリエーズマンに向けたメッセージだろうか……。

 マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、イングランドの気候を心配する選手より、名門マンチェスター・Uへの加入に興奮するような選手を望むと語った。現地時間3月31日に英紙『デイリー・メール』が報じている。
 
 以前から、今夏のグリエーズマン獲得に乗り出していることが噂されているモウリーニョ監督とマンチェスター・U。しかし、グリエーズマンは再三にわたり、生活する上で気候を重視していると述べており、プレミアリーグ挑戦への懸念を示してきた。
 
 これに対してモウリーニョ監督は、「最初に生活する場所のことを考えるなら、ロサンゼルスがいいんじゃないか? ギャラクシーがファーストチョイスになるだろうね。それからセトゥーバル(ポルトガル/モウリーニョ監督の故郷)だ。毎日ビーチに行ける」と皮肉った。
 
 続けて指揮官は、「生活する上でもプレーする上でも、美しい場所はある。我々が望むのは、最初に接触した時から本当に積極的な選手たちであり、すぐにウチに来ることを夢見るような選手たちだ」とコメントしている。
 
「ウチに来たくないなら、幸運を祈る。楽しんでくれ」と語気を強めたモウリーニョ監督だが、今後の補強について「夏が終わった時、我々は最初の選択肢(の選手たち)を手に入れていないかもしれない。全ての選手の獲得に成功するのは難しいからね」と、難航する可能性を仄めかした。
 
 だが、その上で彼は、「それでも私は、我々が面白い何かをすると確信している。不可能な目標は求めていない」と続けた。
 
 指揮官が言う「面白い何か」とは、どの選手のことを指し示しているのだろうか。モウリーニョ監督にとってマンチェスター・Uで2年目となる来シーズンに向け、クラブがどのような補強を実現させるかが注目される。
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