今度こそ悪童から卒業!? “真面目な”バロテッリをニースの指揮官は高評価

2017年03月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

「大声で指示を出さなくても、彼は自主的にやってくれている」

しばしば、ニースでの充実ぶりを口にしているバロテッリ。また、先日のロシア・ワールドカップ予選アルバニア戦で、自身のツイッターにテレビ画面と応援の言葉をアップしたように、いまだ代表への思いも強いようだ。 (C) REUTERS/AFLO

 今シーズン、フランス・リーグアンのニースでプレーしている元イタリア代表FWのマリオ・バロッテリ。これまで、才能に恵まれながら、素行の悪さと精神的な未熟さによって数々のトラブルを引き起こし、行く先々のビッグクラブで三行半を突きつけられ続けてきた。
 
 しかし、ニースのルシアン・ファブレ監督によると、バロテッリを"手懐ける"ことはさほど難しいことではないという。(『Nice-Matin』より)
 
 新天地では、ここまで17試合に出場して10得点とまずまずの成績を残してチームの高順位(30節終了時点で3位)に貢献している反面、ここまで2度も一発退場を食らうなど、相変わらずの悪童ぶりを見せているバロテッリだが、指揮官は彼に好意的である。
 
「敬意を持って接しさえすれば、マリオと付き合っていくのはさほど難しいことではない。彼もまた、他の人間に対して敬意を払っている」
 
 確かに、フランスでも注目を集めているバロテッリだが、前述の通り時折、悪い面は出るものの、これまでに比べたらネガティブな話題でメディアに取り上げられる回数は減っており、新天地では心の平静を得られているのかもしれない。
 
「マリオは練習にも真面目に取り組んでいる。誰も文句を付けられないぐらいにだ。ボールを奪うために、前線から下がってきて積極的に守備もしている。私が大声で指示を出さなくても、彼はそれを自主的にやってくれている」
 
 これまで、多くの監督の信頼を裏切り、愛想を尽かされてきたバロテッリだが、ファブレ監督の下では、この高評価を今後も維持できるだろうか。もし、チームプレーヤーとしてコンスタントに結果を残せれば、2014年から止まっている代表キャリアが再開する可能性も!?
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