【日本代表】“衝撃”の久保。UAE戦とタイ戦で計5ゴールに絡むハイパフォーマンス!

2017年03月28日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

 UAE戦で1ゴール・1アシスト、タイ戦では1ゴール・1アシスト。

タイ戦でも躍動した久保。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

[W杯アジア最終予選] 日本 4-0 タイ/3月28日/埼玉

 香川真司の先制点、続く岡崎慎司のゴールも、久保裕也のチャンスメイクから生まれた。29分にも原口元気に絶妙の縦パスを通し、57分には自ら強烈なミドルでダメを押した久保は攻撃面で決定的な仕事をした。
 
 守備の局面でマークをルーズにしてしまうところはあったが、日本に勝点3をもたらす仕事をやってのけた事実は変わらない。ひとつ前のUAE戦でも全ゴールに絡む活躍で存在感を見せつけた久保は、左ウイングの原口元気と同じくハリルジャパンに不可欠な戦力になりつつある。実際、原口に代わった本田がピッチに入っても、久保は右ウイングを"死守"している(本田はそのまま左ウイングに入った)。
 
 左サイドの原口がたとえ抑えられても、右には久保がいる。崩しのカードが増えたという意味で、久保の台頭・飛躍は非常に価値があるだろう。昨年の10月あたりまでは本田が不動に近かった右ウイングのポジションを、今や完全に奪った感がある。
 
 UAE戦で1ゴール・1アシスト、そしてタイ戦では1ゴール・1アシストに加え、香川の先制点のきっかけとなったチャンスメイク。大事な連戦で計5得点に絡む活躍を披露した久保は、ハリルジャパンの救世主的存在になった。

 久保にボールが来ればゴールが生まれる──。それがハリルジャパンのニュースタンダードになりそうだ。
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