ブスケッツ、バルサを信頼! 「必ずベストな監督を迎えるはず」

2017年03月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

最有力候補のウンスエ、続くバルベルデに対する彼の印象は?

2008年のトップチームデビュー以来、これまで4人の監督の下でプレーし、栄光を手にしてきたブスケッツ。次のボスは果たして!? (C) Getty Images

 ルイス・エンリケ監督が今シーズン限りの退任を発表して以来、バルセロナの次期監督が誰になるかは、世界レベルの関心事となっているが、これについてMFセルヒオ・ブスケッツは、クラブが最良の選択をすると確信しているようだ。(『ESPN』より)
 
「ルイス・エンリケ監督の退任が決まり、何人かの次期監督候補の名前が挙がっているが、クラブはベストな選択をするはずだ。必ずうまくいくと確信している」
 
 後任候補として現在、エルネスト・バルベルデ、ファン・カルロス・ウンスエ、ロナルド・クーマン、エウセビオ・サクリスタンという、1989-90シーズンのバルサでともにプレーした4人の名前が挙がっている。
 
 そのなかで、最有力とされているのがウンスエ。現在のアシスタントコーチだ。選手からの信頼も厚く、アンドレス・イニエスタ、イバン・ラキティッチ、ジェラール・ピケ、セルジ・ロベルトらは、ウンスエが監督に就任するなら大歓迎するとコメントしている。
 
 ブスケッツもウンスエについては「偉大なコーチングスタッフのひとりで、バルサというクラブのことを知り尽くしている。2部リーグとはいえ、監督経験があるのも大きい」と、好意的に見ている。
 
 ウンスエはフランク・ライカールト、ジョゼップ・グアルディオラといった歴代監督の下でGKコーチを務めたが、2010年にヌマンシア、12年にラシン・サンタンデールといったクラブで指揮を執っている。
 
 そんなウンスエに次ぐ有力候補に挙がっているのがバルベルデ。現在はアスレティック・ビルバオを指揮している53歳の大先輩についても、ブスケッツはリスペクトの念を表している。
 
「バルベルデ監督のことはあまりよく知らないが、率いているチームを見れば、尊敬に値する指導者であることはすぐに分かる」
 
 ちなみに現在はバルサでSDを務め、かつては自身も先に挙げた候補4監督とともにプレーしたロベルト・フェルナンデスは、バルベルデについて「彼は知性があり、とても真面目な人間だ。どのクラブでも良い仕事をしており、間違いなく名将だ」と高評価している。
 
 ただ、バルサは先日、バルベルデにコンタクトをとったことはないと現地メディアを通して明らかにしている。
 
 残りの2人については、クーマンは昨夏にエバートンと3年契約を交わしているが、かねてからバルサで指揮を執ることが夢だと語っている。一方、エウセビオは現在、レアル・ソシエダの監督であり、こちらも2019年までの契約を残している。
 
 ちなみに後者は「私の心もスピリットもソシエダにあり、ここでの指揮に全てのエネルギーを注いでいる。この先もそれは変わらない」と語っており、バルサ帰還の可能性は低いと見られている。
 
 バルサは、新監督決定は来月以降としている。かつて、グアルディオラ退任後にアシスタントコーチのティト・ピラノバが抜擢されたように、ウンスエが昇格するのか、バルベルデか、あるいは他の2人か、はたまた全く新しい人物が登場するか……、発表の時が待たれる。
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