ブレーメンのSDが昌子への興味を認める。正式オファーの可能性は?

2017年03月26日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

レギュラー2人が精彩を欠くCBの補強は急務。

ブレーメンへの移籍が急浮上した昌子。写真:徳原隆元

 3月25日の日本代表の練習後に、ブレーメン移籍報道について言及した昌子源(鹿島)。昨年12月のクラブワールドカップで好パフォーマンスを披露して株価を上げた 24歳のCBは「自分の名前が挙がるのは非常に嬉しい」と前置きしつつも、「『正式』と出ない限りは信じない」と移籍に対して慎重な姿勢を見せた。
 
 一部報道によれば、ブレーメンの幹部が3月に視察に訪れ、昌子の対人戦の強さやフィードセンスを高く評価。4月に再来日し、正式オファーに踏み切るかどうかの決断を下すという。
 
 ブレーメンはブンデスリーガを4度制した名門ながら、近年は低迷。直近5シーズンでの最高順位は9位で、残留争いに巻き込まれた昨シーズンは13位で辛うじて2部降格を免れた。今シーズンも25節を消化した時点で13位と苦しい戦いが続いている。
 
 テコ入れが必要なのが、リーグワースト3位の44失点を喫している守備陣だ。とりわけレギュラーのラミヌ・サネ(セネガル代表)とニクラス・モイサンデル(フィンランド代表)が精彩を欠くCBの補強は急務で、その候補の1人として昌子をリストアップしたとみられる。
 
 日本での報道を受けてブレーメンのスポーツディレクター、フランク・バウマンが地元紙『ヴェーザー・クーリエ』にこうコメントした。
 
「彼(昌子)のことは知っている。だが、夏に向けた具体的な動きは今のところ何もない」
 
 SDが発言したとおり、ブレーメンが昌子に興味を示しているのは事実だろう。実際に獲得に動くかどうかは、やはり次回視察に訪れる4月に昌子がどのようなプレーを見せるかが大きなポイントとなりそうだ。
 
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