【W杯予選】アルゼンチン、メッシのPKでチリに雪辱! 指揮官は「何も心配していなかった」

2017年03月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「守備に関しては最後まで非常に良かったと思う」(バウサ監督)

一時は予選突破も危ぶまれる危機的状況にあったアルゼンチン。いまだ代表チームを取り巻く環境は決して良くはないものの、チームは落ち着きを取り戻し、調子も上がってきているようだ。写真は決勝点のメッシ。昨年は自身のPK失敗でタイトルを逃したが、今回は勝利をもたらした。 (C) Getty Images

 3月23日(現地時間)、ロシア・ワールドカップ南米予選が行なわれ、アルゼンチンは1-0でチリを下した。
 
 2015、16年と2年連続コパ・アメリカ決勝で敗れた(いずれもPK戦)相手であるチリをホームに迎えたアルゼンチン。順位を上げるためにも、勝利が求められた一戦は、16分にディ・マリアが倒されて得たPKをエースのメッシが決め、これが決勝点となった。
 
 多くの攻撃のタレントを擁したアルゼンチンだったが、幾度か迎えた決定機を活かすことができず、最少得点に終わっている。逆に守備では、最後まで集中力を切らすことなく、ピンチも凌ぎ切って1点を守り切ることに成功した。
 
 これでアルゼンチンは勝点を22に伸ばし、ブラジル、ウルグアイに次ぐ3位に浮上した。28日には、ラパスでのパラグアイ戦を迎えることとなる。

【ハイライト動画】メッシのPK弾で勝利!チリに雪辱を果たす|アルゼンチン 1-0 チリ
 
 アルゼンチン代表といえば、現在、メッシをはじめとする選手全員がメディアに対して取材拒否の姿勢を貫いているため、試合後はバウサ監督だけが、以下のようにコメントを残している。
 
――◇――◇――
 
 素晴らしい試合だった。選手は見事なプレーを見せてくれた。この試合に際して、私は何も心配はしていなかったが、その通り、とても良い試合となった。良いプレーをすれば、我々は必ず勝てる。
 
 ただ、今後に向けての課題も見付けられた。最後の15分でペースが落ちてしまったことは、改善しなければならない点だ。守備に関しては、最後まで非常に良かったと思う。
 
 ラパス(28日のパラグアイ戦)でもこの調子を保って良い結果を残したい。しっかりとしたゲームプランを組み立て、試合ではベストを尽くすつもりだ。
 
◎ロシアW杯南米予選・第13
◇結果
コロンビア 1-ボリビア
得点:ハメス(83分)
 
パラグアイ 2-エクアドル
得点:パ=バルデス(12分)、アロンソ(65分) エ=カイセド(70分)
 
ウルグアイ 1-ブラジル
得点:ウ=カバーニ(10分) ブ=パウリーニョ(19・52・90分)、ネイマール(75分)
 
アルゼンチン 1-チリ
得点:メッシ(16分)
 
ベネズエラ 2-ペルー
得点:ベ=ビジャヌエバ(24分)、オテーロ(40分) ペ=カリージョ(46分)、ゲレーロ(64分)
 
◇順位
1位 ブラジル 30
2位 ウルグアイ 23
3位 アルゼンチン 22
4位 コロンビア 21
5位 エクアドル 20
6位 チリ 20
7位 パラグアイ 18
8位 ペルー 15
9位 ボリビア 7
10位 ベネズエラ 6
※4位までが本大会出場、5位はオセアニア代表とのプレーオフへ
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