「俺はタバコを吸う」ナインゴランが堂々と宣言! ただ、代表では自重すべき?

2017年03月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「恥じるつもりはない」と強気発言。

愛煙家であることを自ら公にしたナインゴラン。その鬼気迫るプレーに衰えは見えないだけに問題ないようにも思うが、今後のキャリアに少なからず影響を及ぼす可能性も……。 (C) Getty Images

 ローマに所属するベルギー代表MFのラジャ・ナインゴランは、自身が愛煙家であることを強調し、「それを恥じるつもりはない」と豪語した。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
 
 3月の代表国際ウィークで、ワールドカップ欧州予選でギリシャ(25日)、国際親善試合のロシア(29日)の2試合を戦うベルギー代表のメンバーに招集されたナインゴランは、以前から喫煙に及んでいたことが問題視されていた。
 
 現ベルギー代表指揮官のロベルト・マルティネスからは、「チームの一員になるのであれば、彼は受け入れるべき規則を守る必要がある」と指導され、昨年10月と11月は招集外となっていた。
 
 そんななかで再び招集されたナインゴランだが、「俺はタバコを吸っているけど、恥ずかしいとは思わない。それはみんな知っているし、隠したこともない」と、堂々とメディアの前で宣言したのだ。
 
 さらに「手本を示すべきだということは分かっている。自分の子供たちもいるしな。だけど、自分はサッカーの仕事を上手くやれていると思っている。これが重要なことだ」と、プレーに影響はないことを強調した。
 
 選手の喫煙については、アーセナルの指揮官アーセン・ヴェンゲルが、2013年に喫煙が地元メディアにリークされたジャック・ウィルシェアに対して、「サッカー選手であるということは、社会の規範にならなければならないということを意味する」と指導。しかし、この喫煙や飲酒など一向に素行の悪さが治らず、怪我も重なってクラブでの地位が下がっていったのは有名な話だ。
 
 しかし、過去を遡れば、オランダ・サッカーの英雄であるヨハン・クライフが堂々と喫煙していたことを筆頭に、ディエゴ・マラドーナ、ミシェル・プラティニ、ロベルト・バッジョなどヘビースモーカーの名手も数多く存在した。
 
 もちろん時代が変わったことは考慮すべきだが、そうした名プレーヤーたちのことを考えれば、ナインゴランがこれまで通り豊富な運動量を見せている限り、喫煙は大きな問題にはならないようにも見える。
 
 しかし、マルティネス監督のコメント通り、チームの規律を重要視した場合、輪を乱しかねない事柄ではある。「ローマでは問題ない」(本人談)としても、代表では少しばかり自重が必要かもしれない。
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