鹿島が初の海外オフィスをニューヨークに設立。その目的とは――

2017年03月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

クラブのブランド価値を高めながら、さらなる発展を目指す。

鹿島がニューヨークに新たなオフィスを構えることを発表。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

 鹿島アントラーズは3月17日、クラブのグローバル戦略の一環としてアメリカ・ニューヨークにオフィスを設立することになったと発表した。その設立の背景と目的について、クラブ公式サイトで説明している。

 同サイトでは、国内のサッカーシーンが「トップチームにおける強化やユース年代の海外交流に加え、スポンサーシップや放映権をはじめとするビジネス面においてもグローバル市場とのつながりが活発化している」として、次の点を主な目的として、ニューヨークにオフィスを設けることとした、としている。
・強化・事業両面における情報収集
・ネットワーキング、グローバル市場におけるマーケティング及びスポンサーセールスの促進
・メジャーリーグサッカー(MLS)のデジタルマーケティング先進事例調査

 また、ニューヨークオフィス設立にあたっては、アメリカで各種スポーツマネジメントコンサルティングやアスリートの海外サポート業務を行なっている「Blue United Corporation」と提携すると発表された。MLSのアジア事業を担う同社は、スポーツ団体・企業やアスリートの海外進出をサポートしてきた実績を有する。

 チームカラーとしてはブラジル色の強い鹿島が、今後は強化面でアメリカ路線に舵を切るとは考えにくいが、クラブ初となる海外オフィスの設立によって、どのような展望が開けてくるのか、興味深いチャレンジと言えそうだ。
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