強豪撃破で8強入りのモナコ、指揮官は「2戦合計で正当な結果が出た」

2017年03月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「このラウンドを突破することは義務だった」(バカヨコ)

好内容のサッカーで上位進出を果たしたモナコ。飛車角抜きでも強豪を撃破した力は本物である。 (C) Getty Images

 チャンピオンズ・リーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の第2レグで、モナコはマンチェスター・シティを3-1で撃破。合計スコアを6-6とし、アウェーゴールの差で準々決勝進出を果たした。
 
 ホームでのリターンマッチ、モナコは守備の要グリク、第1レグで活躍したエースのファルカオを欠いたものの、前半はシティを圧倒し、8分にエムパベ、29分にファビーニョがゴールを挙げ、逆転での勝ち抜けに大きく近付いた。
 
 後半はシティの反撃に遭い、71分にゴールを許したものの、77分にバカヨコが追加点を挙げ、見事に強豪チームを蹴落としてみせた。
 
 全員の力で偉業を果たしたモナコ。そのなかで殊勲者となったふたりの得点者と、チームを勝利に導いた指揮官は試合後、以下のように喜びを表現している。
 
◇ティエムエ・バカヨコ
 
 とてもビューティフルな出来事だ!
 
 このラウンドでの2試合、我々は勝者に値するプレーを見せられたと思う。とてもきつい試合だったが、守備では堅さを保っていたし、攻撃では必要な時にしっかりゴールを奪うことができた。
 
 このラウンドを突破することは、我々にとって義務だった。この調子で、さらに勝ち進みたいと思う。そのためには、もっと努力をして強くならなければならない。
 
 今日は選手だけでなく、スタッフやサポーターも素晴らしかった。まさに彼らは「12番目の選手」だった。
 
◇キリアン・エムバペ
 
 信じられない! シティのようなワールドクラスの選手を揃えた、欧州でベストなチームに勝つなんて、まさに偉業だ。彼らを倒すことで、自分たちも高いレベルにあるということが証明できた。
 
 試合では、最初から飛ばして、相手のペースにしないことを心掛けた。今日はシティではなく、モナコの日だということを思い知らせようとした。そして、前半のうちに2点を奪えた。
 
 後半はシティがパスを繋いで攻めてきたことで、守ることを強いられたが、うまく反撃して3つ目のゴールを奪い、準々決勝行きを確定できた。
 
 とても嬉しいが、これが最後ではなく、始まりであることを願っている。
 
◇レオナルディ・ジャルディム監督
 
 準々決勝に進出できたことを、とても嬉しく思っている。第1レグの3-5というスコアは、内容を見れば不当なものだったが、2戦合計で正当な結果が出たと言える。
 
 今日の試合は前半、我々は守備ラインを高く設定し、良いプレーを見せた。後半はシティが調子を上げてきたことで、非常にきついものとなったが、これを凌いで勝ち上がることができた。
 
 サポーターやフランスのために勝てたことは、とても喜ばしい。この数シーズンで2度もベスト8入り(前回は2014-15シーズン)を果たせたこともだ。
 
 前日会見では、「試合が怖いか?」という質問を受けたが、とんでもない! シティのようなチームとの試合は楽しみ以外の何物でもない。こういうハイレベルの試合が、私は大好きなんだ。
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