【ACL】終盤の粘り及ばず浦和が上海上港を相手に惜敗… 興梠は痛恨の退場で次節出場停止

2017年03月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

興梠が痛恨の退場処分で次節出場停止に。

興梠は終了間際に2枚目のイエローカードを提示され、次節の上海上港戦に出場できない。(C) Getty Images

[ACL3節]上海上港 3-2 浦和レッズ/3月15日(水)/上海

 浦和が終盤の粘りも及ばず、初黒星を喫した。

 浦和は開始10分、阿部のクリアボールが相手選手に当たってゴールに吸い込まれ、先制を許してしまう。さらに前半終了間際に、GK西川のパスミスをカットされると、最後はエウケソンにゴール右隅に流し込まれ2点のビハインドを負うことに。

 後半に入っても上海上港の勢いは止まらない。52分にはフッキが、浦和の守備陣を圧巻のボディバランスと足技を駆使してごぼう抜き。最後はGK西川の股間を抜くシュートでゴールネットを揺らした。上海上港が3点目を奪う。

 その後も、ピンチに見舞われた浦和だったが、GK西川の好守や相手のシュートミスに助けられ、なんとか追加点を許さずに凌いでいく。

 すると終盤、浦和が粘りを見せる。まず、73分にラファエル・シルバがペナルティエリア内で倒されPKを得ると、これをR・シルバ自ら冷静に沈め、2点差とする。

 さらに85分、CKからのこぼれ球を遠藤が押し込み1点差に。残り5分、浦和は同店を目指し、勢いに乗って上海上港陣内に攻め込む。そして後半アディショナルタイム、浦和は駒井がペナルティエリア右で倒されFKを獲得。キッカー柏木のクロスは、森脇の頭にピタリと合ったが、ヘディングシュートは惜しくもクロスバーを越えた。

 その後も同点を狙った浦和だが、終了間際に痛恨のプレー。興梠がルーズボールを追い、相手選手に後方からタックルを仕掛けてしまい、このプレーにイエローカードが提示される。興梠は、この日2度目の警告で、即座にレッドカードが提示された。興梠は、次節のホームでの上海上港戦は出場停止となってしまった。

 ほどなくしてタイムアップの笛が響き渡り、上海上港が3-2で激戦を制した。これで、グループFは、首位が3連勝の上海上港で勝点9。浦和は勝点6の2位となり、以下、3位ウェスタン・シドニー(同3)、4位FCソウル(同0)のとなっている。

 浦和は次節、4月11日にホームで上海上港と対戦する。
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