メッシを「バカ!」と罵倒した考古学者、釈明に追われる…

2017年03月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

あのハリウッドスターとメッシの反応が違いすぎたことで……。

忙しいスケジュールの合間を縫ってエジプトを来訪したメッシ。まさか本人もバカ呼ばわりされるとは思ってもみなかったことだろう。 (C) Getty Images

 バルセロナに所属するアルゼンチン代表FWのリオネル・メッシは、先月のピラミッド訪問がこのような騒ぎに発展するとは想像すらしなかっただろう。英紙『デイリー・メール』が現地時間3月8日に報じたところによると、エジプトの著名な考古学者がメッシのことを「バカ」と罵ったことで、釈明に追われたという。
 
 メッシは2月21日、C型肝炎治療のキャンペーンの一環としてエジプトを訪れた。このとき、サッカー界のスーパースターへ古代エジプトについて説明したという考古学者のザヒ・ハワス氏は、そのリアクションが気に入らなかったというのだ。
 
 デイリー・メール紙によると、元エジプト考古相でもあるハワス氏は3月5日、テレビ番組のインタビューで、同じくピラミッドを訪問したハリウッド俳優ウィル・スミスとメッシの反応について問われると、「メッシはバカだ。そう言わなければいけないのは残念だがね」と、バルセロナの背番号10を酷評し、さらに次のように続けた。
 
「私は彼に古代のことを説明していた。しかし、その表情には一切のリアクションがなかったんだ。私は岩ですら反応するようなことを説明していたんだがね。彼はただのバカだったんだよ」
 
 しかし、3月7日になってハワス氏は、「メッシとそのファンに誤解を謝罪する」と声明を出し、テレビ番組のインタビューではメッシとの会話における通訳が不十分だったことに怒っていたと釈明した。そのインタビューでのコメントに、通訳に関する箇所はなかったが……。
 
 いずれにしても、ハワス氏はアルゼンチン代表のファンで、その試合はすべてテレビで見ていると明かしたうえで、「短時間の電話インタビューで、正確に説明する時間が足りなかった。それが誤解につながってしまったんだ」と、メッシを罵倒したわけではないと主張した。
 
 さらにハワス氏は、再びメッシがエジプトを訪れることがあれば、次はツタンカーメンの墓に案内すると申し出ているが……。
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