柴崎岳が今週末に初のベンチ入り?「テネリフェ・デビューも近い」と現地報道

2017年03月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

中盤の故障者続出で招集メンバー入りが早まるか。

テネリフェ移籍後は心身のコンディション不良で出遅れた柴崎。しかし、デビューまであと一歩の段階まで来ているようだ。 写真:DeporPress

 柴崎岳のスペイン・デビューがついに実現するかもしれない。『エルドルサル』や『デポルプレス』などテネリフェの地元メディアが、現地時間3月7日に報じている。
 
 1月31日に鹿島アントラーズからスペイン2部のテネリフェに半年契約で加入した柴崎だが、わずか2日間のトレーニングで腹痛や嘔吐などによってダウン。以降の練習を欠席し、2月13日にはクラブが「不安障害の可能性が高いため、心理療法士の治療が必要と判断しました」と発表していた。
 
 その後も「6キロの激痩」や「ホテルの部屋から一歩も出ない」などネガティブな現地報道が続き、2月20~22日にかけてはバルセロナに渡って専門医の診察を受けていた。
 
 そして、2月23日から個別練習をスタートさせ、3月2日には全体トレーニングに合流。とはいえ、ホセ・ルイス・マルティ監督は慎重な姿勢を崩さず、初の招集メンバー入りは早くても3月19日のレウス戦だと言われていた。
 
 しかし、柴崎のコンディションが思ったよりも早く上がってきたうえ、チームでは中盤に負傷者が続出。マルティ監督が考えを改め、3月12日のヘタフェ戦に日本人MFを招集する可能性があるという。エルドルサル紙は次のように綴っている。
 
「柴崎はマルティ監督が課した練習メニューをこなしている。適応は最終段階に入り、テネリフェの選手としてデビューする日は間もなくだろう。指揮官は現状を考えて、ヘタフェ戦で日本人に賭けるかもしれない」
 
 夢のスペイン移籍を叶えながら、出足で躓いた柴崎。しかし現在は、着実にチームで足場を固めており、念願の招集メンバー&デビューも間もなくといった段階のようだ。
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