殊勲のS・ラモス、2点目のオウンゴール判定には「信じられない!」

2017年03月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「前半は攻め込まれたものの、盛り返せるという自信はあった」

殊勲のS・ラモス。アディショナルタイムに同点ヘッドを放った2013-14CL決勝以降、21得点のうちの18点が、同点かリードを許した状況で決まっているという。 (C) Getty Images

 チャンピオンズ・リーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の第2レグ、レアル・マドリーは敵地でナポリを3-1で下し、合計スコア6-2で次ラウンド進出を決めた。
 
 2点差での勝利を狙うナポリに前半で先制を許したマドリーだったが、後半に入り、51分にCKからセルヒオ・ラモスがヘディングシュートを決めて同点としたことで精神的に楽になり、57分にはS・ラモスのヘッドが相手選手に当たってゴールネットを揺らし、勝ち抜けを確定させた。
 
 リーガ・エスパニョーラでは、2月22日にバレンシアに敗れ、3月1日にはホームでラス・パルマスと引き分けるなど不安定な戦いを見せたことで批判を浴びていたマドリーだが、今回は王者らしい冷静さと余裕が随所で窺えた。
 
 殊勲のヘッド2発を放ったS・ラモス。ここぞという時にゴールを決める彼の本領が発揮された一戦の後、喜びと安堵の表情で、以下のようなコメントを残した。
 
――◇――◇――
 
 準々決勝進出という任務を果たすことができて、とても嬉しい。
 
 この試合は僕にとって、CLでの100試合目だったが、得点というかたちでチームの勝利に貢献することができた。リードされていた状況でのゴールだったので、価値は高い。
 
 前半、我々は攻め込まれ、深い位置で守ることを余儀なくされたものの、ここから盛り返せるという自信はあった。
 
 我々には時々、練習でやったことが試合で出せなかったり、試合前に話していた通りのプレーができなかったりすることがあるが、そこで心を乱すことなく、しっかりと状況に対応して改善していくことが大事だ。
 
 1週間前(ラス・パルマス)には猛批判を浴び、殺されたような気分だった。今日はゴールを決めたが、僕はヒーローではない。チームの足を引っ張らないよう、自分ができることを精一杯にやっただけだ。
 
(2点目のヘッド弾がオウンゴールと記録されたことについて)信じられない! 僕の"ダブル"が持ち去られてしまった!!
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