「ユーベはより強固に」指揮官と衝突したボヌッチが遺恨を否定

2017年03月03日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「チームメートにディナーを奢らないと」

エンポリ戦ではいつも通り先発に名を連ねたボヌッチ(左)。安定した守備で完封勝利に貢献した。(C)Getty Images

 2月17日に開催されたパレルモ戦(セリエA25節)の試合後、采配に異議を唱えてマッシミリアーノ・アッレグリ監督と口論となったユベントスのレオナルド・ボヌッチ。罰金を科されたうえ、5日後のチャンピオンズ・リーグのポルト戦ではメンバーから外されるという処分を受けた。
 
 指揮官に謝罪をして2月26日のエンポリ戦(同26節)で復帰し、先発フル出場を果たしたイタリア代表DFは3月2日、公の場でわだかまりはないことを強調した。

「僕とアッレグリの関係は、問題が生じる前より良くなったぐらいだ。ネガティブな出来事が起きたら、ポジティブな方向に持って行かないとね。チームもさらに結束を強めた。みんなにディナーを奢らないと」
 
 また記者から、ポルト戦をスタンドで観戦した感想を問われると、「周りに首脳陣がいたし、気楽には見られなかった。当然、ピッチの中に立ちたいと思ったよ。じっとしていられなかった」と返答している。
 
 ユーベはそのポルトとのアウェーゲームを2-0でモノにし、CL8強入りに大きく前進。セリエAでも2位のローマに7ポイント差をつけ首位を快走し、コッパ・イタリアの準決勝・第1レグではナポリを3-1で下して決勝進出に王手を掛けている。
 
 3冠を狙うユベントス。指揮官とディフェンスリーダーの確執があったものの、綻びが生じるどころか、雨降って地固まった模様だ。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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