ルーニーが13年ぶりにエバートン復帰? クーマン監督は「歓迎する」

2017年03月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

古巣の指揮官が復帰に関して扉を開く。

ルーニーの13年ぶりのエバートン復帰はあるのか? (C) Getty Images

 シーズン半ばでの中国移籍を否定したマンチェスター・ユナイテッドのウェイン・ルーニー。だが、シーズン終了後の去就をめぐる噂は依然として後を絶たない。新天地候補のひとつとされているのが、古巣のエバートンだ。ロナルド・クーマン監督は現地時間2月28日、ルーニーが復帰するのであれば「歓迎」すると述べた。
 
 中国からの"爆買い"オファーが騒がれたルーニーは先週、クラブの公式サイトで残留を宣言した。だが、ジョゼ・モウリーニョ監督の下で出場機会を得られない状況は変わっておらず、来シーズンもマンチェスター・Uでプレーするかどうかは不透明な状態だ。
 
 プレミアリーグでは、昨年12月17日の17節、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン戦を最後に先発出場がなく、ゴールも5つにとどまっている。2月26日に行われたサウサンプトンとのリーグカップ決勝でもベンチを温めるだけに終わった。
 
 そのため、ルーニーが出場機会を求めてシーズン後に移籍するとの見方は少なくない。そして、移籍先の候補として古巣エバートンは常に名前が挙がっている。クーマン監督も、ルーニー復帰に期待を寄せているようだ。
 
 英『スカイ・スポーツ』のインタビューで、クーマン監督は「ルーニーはハイレベルなプレーをしていると思うし、マンチェスター・Uとプレミアリーグに残ったのは良い選択だった」とコメント。さらに、「あと2、3年はハイレベルなプレーができるだろう」と、31歳となったルーニーがまだ第一線で活躍できると太鼓判を押した。
 
 しかし、クーマン監督はルーニーが「今以上にエバートンを強くできる選手のひとり」ともコメント。「我々がそう感じる選手は誰でも歓迎する」と、クラブが扉を開いていることを明かした。
 
 もちろん、移籍が実現するかどうかは今後の展開次第。クーマン監督も「本人の希望やマンチェスター・Uが何を必要とするかによるし、その計画に我々は関与しない」と述べている。
 
 だが少なくとも、10歳でアカデミーに入団し、16歳のときにプロデビューした古巣から「歓迎」されているのは朗報だ。2004年にエバートンを離れてから13年。ルーニーが再び青いユニフォームに袖を通すことはあるのだろうか。
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