本田圭佑のシアトル移籍は早期決着せず!? 伊紙は「夏に向けた交渉はかなり進んでいる」

2017年02月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

ガッリアリーニ副会長はシーズン終了までの残留を明言。

ここにきてアメリカ行きの可能性が急浮上した本田だが、今シーズンいっぱいはミランに残留か。(C)Getty Images

 ミランの副会長によると、シーズン中の退団はないという。だが、本田圭佑が新たに向かう先は、やはりMLSのシアトル・サウンダーズなのかもしれない。イタリア・メディアは交渉が進展中と報じた。
 
 イタリアの一部メディアは現地時間2月24日、本田とシアトル・サウンダーズが合意に達し、今年6月30日で満了予定だったミランとの契約を解消して早期退団する可能性を報じた。
 
 しかし、ミラン専門サイト『milannews.it』は同日、ミランと本田の代理人が、それぞれシアトル・サウンダーズとの合意を否定したと報道。さらに、アドリアーノ・ガッリアーニ副会長も「本田はシーズン終了まで絶対に移籍しない。我々は(新オーナーになる予定の)中国投資グループや本人とそう決めて、監督にも伝えてある。本田はよく練習しているよ」と、直近のアメリカ移籍を否定した。
 
 ここまでわずか95分間の出場とほぼ完全にヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の構想から外れている本田。ベンチを温める中で、1月のマーケットでも残留を選んだことには、懐疑的な声も寄せられた。だが、新たなアメリカからの誘いも、すぐには移籍が成立しそうにない。
 
 とはいえ、MLSの移籍マーケットは5月8日まで開いている。一寸先は闇のサッカー界だけに、今後の進展が注目されるところだ。
 
 そして、ガッリアーニ副会長が言うように本田が今シーズン終了までミランに残るとしても、シアトル・サウンダーズが新天地になる可能性が消滅したわけではない。
 
 イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、2月25日付の紙面で、「本田はアメリカのクラブと大筋合意している」と改めて報道。『コッリエレ・デッロ・スポルト』紙も、「6月に向けての交渉はすでにとても進んでいる」と、シーズン後の移籍の可能性を伝えている。
 
 2014年1月にCSKAモスクワからミランにやって来た本田は、同じくフリーエージェントの立場でMLSに挑戦するのだろうか。
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