望みを繋ぐ1点を奪ったレスターのヴァーディー「我慢を強いられる試合になるのは分かっていた」

2017年02月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「質で上回る相手に対し、強いハードで対抗できた」(監督)

CLでは出場6試合目にして、ようやく初ゴールを決めたヴァーディー。第2レグで、このアウェーゴールを自ら活かせるか。 (C) Getty Images

 チャンピオンズ・リーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の第1レグで、レスターはセビージャに1-2で敗れた。
 
 今シーズン、国内リーグでは対照的な歩みを見せている者同士の対決は、高い攻撃力を誇るホームのセビージャが予想通りに主導権を握り、多くのチャンスを創出した。
 
 防戦一方となったレスターは、GKシュマイケルのPKストップなどの好守で何とか耐え忍ぶが、25分にサラビア、62分にコレアに、それぞれゴールを許してしまう。
 
 しかし73分、ワンチャンスをモノにしてヴァーディーがゴール。試合は落としたものの、最少得点差、しかもアウェーゴールを得たことで、第2レグに望みを繋ぐことができた。
 
 試合後、第1レグのキーマンとなった2選手、そして指揮官は以下の通り、コメントを残した。(『ESPN』より)
 
◇キャスパー・シュマイケル
 
(自身の好守について)そのために、私はここにいるんだ。今日は全員が、信頼に足る仕事を果たした。
 
 負けたことは悔しい。祝うことなんてできないが、CLにおいてアウェーでの1-2は悪くない。我々はこのチャンスをモノにできると思う。
 
 今シーズンここまで、我々は何度も酷い目に遭ってきたが、この先、良いこと悪いこと、どちらも起こり得る。
 
◇ジェイミー・ヴァーディー
 
 我慢を強いられながらチャンスを窺い続ける展開になることは、試合前から分かっていた。そして、相手にダメージを与える力が我々には備わっていることも。
 
◇クラウディオ・ラニエリ監督
 
 セビージャが我々より高いクオリティーを持つチームであることは分かっていた。彼らはボールポゼッションで上回り、我々を苦しめた。それに対し、我々は強いハートと組織力で対抗できた。
 
 失点の際に、我々は明らかにミスに犯した。しかし試合を通して、キャスパー(・シュマイケル)は素晴らしかった。彼はPKを止めただけでなく、多くの好守を見せてDF陣をサポートしていた。
 
 選手が諦めない姿勢を見せたことに、私は満足している。カウンターの際にもう少し落ち着きがあれば、もっと良い結果を得られたかもしれないが……。それでも、この結果をもってホームに帰れることは重要なことだ。
 
 第2レグでは、どんなことも起こり得る。我々に必要なのは、自分たちのサッカーをすることだ。相手の攻撃力は脅威だが、我々はやるべきことを理解しているし、もっと良いプレーを見せられるはずだ。
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