ルーニーがマンU退団を決意? リーグカップ決勝次第で中国移籍も!

2017年02月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

英国複数メディアが「マンU退団」と報道!

モウリーニョ政権下で満足のいく出場機会を得られていないルーニー。そんなイングランド代表FWに広州恒大と北京国安が巨額オファーを準備しているという。 (C) Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドのひとつの歴史に終止符が打たれるのだろうか。一部の英国メディアは、「ウェイン・ルーニーがマンチェスター・U退団に向かっている」と報じた。
 
 現地時間1月21日のストーク戦(プレミアリーグ22節)で通算250ゴールのクラブ新記録を達成したルーニーだが、プレミアリーグでは昨年12月17日のウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン戦を最後に先発出場はなし。今シーズンは公式戦通算で5ゴールにとどまるなど、昨夏に加入したズラタン・イブラヒモビッチやヘンリク・ムヒタリアン、ポール・ポグバの影に隠れる形で、完全に存在感を失っている。
 
 そのルーニーが先日から騒がれているのが、2月28日まで移籍マーケットが開いている中国への移籍だ。広州恒大と北京国安が関心を寄せていると言われ、カルロス・テベス(ボカ→上海申花)やオスカール(チェルシー→上海上港)らに続く、大物の"爆買い"が実現するかが注目されている。
 
 そんなルーニーの去就に関してジョゼ・モウリーニョ監督は、ヨーロッパリーグ(EL)のサンテティエンヌ戦を前にした2月21日の会見で、ルーニーの残留を保証することはできないと発言している。
 
 さらにポルトガル人指揮官は、「レジェンドを別の運命に追いやったことも、追いやろうとしたこともない」と、自身はルーニーの残留を望んでいることを強調しつつ、去就は本人次第と述べた。
 
 では、本人はどう考えているのだろうか。『Yahoo Sport UK』は2月21日、「マンチェスター・Uはルーニーに退団を望むならば認めると通達した。モウリーニョ監督は本人にシーズン終了まで残ってポジションを争うことはできると伝えたが、彼はいま移籍しようとしている」と伝えた。
 
 また、英紙『デイリー・メール』はさらに踏み込み、ルーニーが退団を決意したと報道。「出場機会が減る一方で、ルーニー自身はまだやれると思っている。このままここで続けることは望んでいないだろう」と、現状への不満から移籍という道を選んだと報じた。
 
 ただし、『デイリー・メール』は、ルーニーに近い情報筋の話として、年俸3500万ポンド(約49億7000万円)の巨額オファーを出した中国への移籍が、移籍期限の2月28日までに実現する可能性は低いとも伝えている。
 
 また、2月23日に行なわれるELのサンテティエンヌ戦で招集外となったルーニーについて、英高級紙『テレグラフ』は、「中国移籍が実現するかどうかは、2月26日に行なわれるサウサンプトンとのリーグカップ決勝でチャンスが与えられるか次第だ」と報じた。
 
 2004年の夏にエバートンから移籍してきて以来、長らくマンチェスター・Uで主力に君臨してきたルーニー。そのレジェンドの去就は、リーグカップ決勝での扱い次第となるのか。試合結果とともに気になるところだ。
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