苦境からの2ゴール! 殊勲のアグエロは「幸運にもプレーできた」

2017年02月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

シーズン後の去就について「決めるのは僕ではなくクラブだ」

意地の2ゴールで主役の座を取り戻したアグエロ。この結果が今後、彼にどのような運命をもたらすだろうか。 (C) Getty Images

 チャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント1回戦の第1レグ、マンチェスター・シティはホームでモナコを5-3で下した。
 
 乱打戦となった一戦、シティはモナコに2度も勝ち越しを許すなど苦しい展開となったが、その都度、同点とするゴールを挙げたのはセルヒオ・アグエロだった。
 
 2ゴールを挙げて殊勲者のひとりとなったアルゼンチンFWだが、このところは今冬に加入したブラジルの新鋭、ガブリエウ・ジェズスにポジションを明け渡すなど、不遇を託っていた。
 
 プレミアリーグでは3試合連続で交代出場に甘んじたアグエロには、今シーズン限りでの退団の噂も流れるなど、チーム内での立場は良くなかったが、そんな矢先にG・ジェズスが負傷したことで、出番が回ってきた。
 
 そこで2ゴールを挙げたことにより、自らの力を改めて示したアグエロ。試合後の彼のコメントは以下の通りだ。(『ESPN』より)
 
――◇――◇――
 
 どの選手を使うかは監督が決めることであり、僕にできるのは、いつでもプレーできるように準備をすることだけ。今回、幸運にもグアルディオラ監督は僕を信頼してくれた。僕は全力を尽くし、チームに貢献しなければならなかった。
 
 監督の要求はとても多い。僕だけでなく、全ての選手に対してね。常にプッシュしてくるんだ。「もっと良いプレーを」とね。
 
 チームにおいて、(ベンチに座るなど)犠牲も強いられることもある。これも僕だけに限ったことじゃない。僕は幸運にも今夜、プレーすることができた。次の試合はどうか? その時にならないと分からない。
 
(35分に相手GKと交錯した際にPKではなくダイブと判定されたことについて)GKは明らかに僕の足に触れたんだけど、主審は認めてくれなかった。時折、こういう間違いは起こるけど、これも受け入れなければならない。
 
(第2レグについては)2点をリードして臨めるのは大きい。これが1点だと、かなり厄介だっただろうね。
 
(今シーズン限りでシティを退団するという噂について)いつも言っているけど、僕はこのクラブに残ることしか考えていない。出るか出ないかを決めるのは僕ではなく、クラブなんだ。
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