グリエーズマン、クラブの歴史を変えるゴールに「誇りに思う」

2017年02月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

控えめな青年は偉業達成を喜びながらも周囲への感謝を忘れず。

ハードワークを厭わず、守備でもピッチ中を駆け回る。そして相手ゴール前では抜群の嗅覚と決定力を発揮。現代サッカーに最もフィットしたFWとも言えるグリエーズマンの価値は高まる一方である。 (C) Getty Images

 チャンピオンズ・リーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の第1レグ、アトレティコ・マドリーはレバークーゼンを4-2で下した。
 
 敵地での大量得点ということで、同ラウンド勝ち抜けに大きく前進したA・マドリーだが、この試合で2点目を挙げたアントワーヌ・グリエーズマンは、チームの勝利に貢献するだけでなく、このゴールによって自らは金字塔を打ち立てた。
 
 CLでの彼の通算得点は13。これはスペイン・サッカーのレジェンド、ルイス・アラゴネスが長く保持していた同カップ戦(チャンピオンズ・カップ時代を含む)におけるA・マドリーでの最多得点記録を更新するものとなった。
 
 偉大な記録を樹立してクラブの歴史を変えたことについて、フランス代表FWは「とても嬉しい」と語り、以下のように続けた。(『ESPNより』)
 
「クラブの歴史の一部となれたことを、とても誇りに思っている。常に全力を尽くして、チームのために戦ってきた。これからも、同じように貢献していきたい」
 
 またグリエーズマンは、自身がゴールを挙げられるのは味方の助力があってのことであることを強調。今シーズン、彼の7つゴールをアシストし、このレバークーゼン戦でもラストパスを提供した2トップの相棒、ガメイロについても言及している。
 
「我々は常に、誰にパスをするかについて話をしている。ここまで、ガメイロは7回、僕は3、4回、お互いのゴールをアシストしている。どんなかたちでボールが欲しいかを、互いに分かっているんだ。今後もうまくプレーしていきたい」
 
 レバークーゼン戦に話を移すと、A・マドリーは準々決勝進出の可能性が非常に高くなったが、グリエーズマンは慎重な姿勢を崩さない。
 
「(第1レグについて)とても難しい試合だった。相手のプレッシングには苦しめられたし。(ディエゴ・)シメオネ監督の采配により後半に2点を追加できたことで、我々はアドバンテージを得られたが、まだ重要な試合が控えている。ホームのファンの前で勝利を挙げたいと思う」
 
 ビセンテ・カルデロンでの第2レグは、3月15日に行なわれる予定である。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事