デウロフェウの初得点でミランがフィオを撃破! 本田はまたも…

2017年02月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

最後は5バックにしたミランが勝点3を奪い取る。

31分にセリエA初ゴールを挙げたデウロフェウ。これが決勝点となり、ミランがフィオレンティーナを下した。(C)Getty Images

 現地時間2月19日、ミラノのサン・シーロでセリエA25節のミラン対フィオレンティーナ戦が開催された。
 
 7位のミランは、怪我でロマニョーリとデ・シリオを欠く最終ラインはゴメスとバンジョーニが先発。さらにやや調子が落ちているロカテッリに代わりソサがアンカーに入り、3トップには右からスソ、バッカ、デウロフェウがスタメンに。本田圭佑は公式戦18試合連続のベンチスタートとなった。
 
 一方、8位のフィオレンティーナは10番のベルナルデスキを出場停止で欠き、代わってイリチッチが先発に名を連ねた。
 
 序盤から一進一退の攻防が続く中、先制したのはミラン。17分、ソサがFKから正確なクロスを入れると、敵DFの前にうまく入り込んだクツカが頭で合わせてゴールネットを揺らした。
 
 しかし、フィオレンティーナがすぐさま同点に追い付く。21分、キエーザが右サイドでワンフェイク後にクロスを上げると、カリニッチが左足ダイレクトで流し込んだ。
 
 とはいえ31分、ミランが勝ち越す。ショートカウンターからペナルティーエリア手前でボールを受けたデウロフェウが、ドリブルから右足インサイドで正確なミドルを決めた。冬にエバートンから加入したスペイン代表FWにとっては、嬉しいミラン初ゴールとなった。
 
 その後もパシャリッチが惜しいミドルを放つなどミランのペースで試合は進み、2-1でリードしてハーフタイムを迎えた。
 
 後半は1点を追うフィオレンティーナが猛攻をかけ、パスとコンビネーションで敵陣に進む。しかし、ラインを下げてブロックを築いたミランの守備網をなかなか崩せない。
 
 この状況を変えようとフィオレンティーナのP・ソウザ監督が動く。71分、キエーザとクリストフォロを下げてテージョとバデリを投入した。直後の73分、ミランのモンテッラ監督もクツカとデウロフェウを下げてサパタとベルトラッチをピッチへ。5バックにして守備固めに入った。
 
 フィオレンティーナは81分にイリチッチをサポナーラ、ミランは86分にソサをポーリに代えて交代枠を使い切る。本田はセリエA9試合連続(公式戦では5試合連続)の出番なしが確定した。
 
 フィオレンティーナは85分にテージョが敵最終ラインの裏で抜け出しかけるも、相手GKドンナルンマの飛び出しに防がれるなど、最後までゴールを奪えず。ヨーロッパリーグ出場権(4~5位)を争うチーム同士の直接対決は、ミランが2-1で勝ち切った。
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