「変人」ビエルサ、来シーズンからリールの指揮官に!

2017年02月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

リール、「経験、厳格さ、プロフェッショナリズムなどの面で最適」と招聘理由を明かす。

マルセイユ、ラツィオと早期辞任が続くビエルサ。果たして今度のリールではどうなるのか? (C) Getty Images

 現地時間2月19日、リーグ・アンのリールは、2017-18シーズンからアルゼンチン人監督のマルセロ・ビエルサ氏が就任することを発表した。
 
 リールは、今シーズンは開幕から低迷。これ受け、昨年11月にはフレデリック・アントネッティ監督を解任。以降はパトリック・コロット暫定監督がチームを指揮していた。
 
 しかし、それでも降格圏と勝点4差の14位と不振が続いていたリールは、今月14日に、ビエルサがマルセイユを指揮していた際にアシスタントコーチを務めていた人物で、2015-16シーズン途中から昨年10月まではマルセイユを指揮していたフランス人のフランク・パッシを招聘していた。
 
 不振脱却のために来シーズンからリールに招聘されるビエルサは、稀代の戦術家として知られ、「エル・ロコ(変人)」の異名を持つ名将だが、ここ数シーズンは満足に指揮を執れていない。

 2014-15シーズンにマルセイユに就任したが、翌シーズンの開幕直後に突如として辞任。さらに今シーズン開幕前にはラツィオ新監督に招聘されたがわずか2日で再び辞任した。「この決断を下したのは、私が要求した7選手の内の誰1人も獲得されなかったからだ」とクラブの補強戦略に不満を示していた。
 
 なお、リールとビエルサの契約は2017年7月1日からの2年間で、同クラブは公式サイト上で、以下の声明を発表している。
 
「マルセロ・ビエルサは間違いなく世界でも影響力のある人物であり、リールの未来を託せる指揮官です。我々の野望ともマッチしており、今回の契約が出来たことを嬉しく思っている。マルセロの経験、厳格さ、プロフェッショナリズムなどはリールにとって、最適だと考えている」
 
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