ミランやバルサ行きが破談のカセレス、サウサンプトンで吉田の同僚に!

2017年02月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

バルサやミランなど複数クラブのオファーを蹴って、サウサンプトンへ。

約半年間、リカバリーに努めながら移籍先を模索してきたカセレス。加入に際し、「ハッピーだ」と語るなどようやくプレーの場を得たことに喜びを語った。 (C) Getty Images

 現地時間2月17日、プレミアリーグのサウサンプトンは、無所属となっていたウルグアイ代表DFマルティン・カセレスを獲得したことを公式サイトで発表した。
 
 同クラブ発表によると、カセレスとの契約は今シーズン終了時までで、背番号は12に決定。またカセレスも公式サイトを通じてコメントを発表し、「イングランド・サッカー界における重要なクラブの一つとサインできて、とてもハッピーだ。あらゆるオプションの中で、サウサンプトンに来ることがベストだと思った。このクラブに加入できて本当にうれしい」と語っている。
 
 カセレスは2008年の夏にビジャレアルからバルセロナに移籍し、2009年の夏にユベントスへレンタル移籍で加入。2012年1月にセビージャから再びレンタルという形でユベントスへ加入し、そのシーズン終了後に完全移籍を果たしていた。
 
 その後、度重なる故障に悩まされ、昨年2月にはアキレス腱の断裂という重傷を負って満足にプレーできず……。昨シーズン終了と同時にユベントスとの契約満了となり、半年以上に渡って無所属となっていた。
 
 怪我の状態が回復していた今冬は、古巣のバルセロナを初め、ミラン、インテル、クリスタル・パレス、フィオレンティーナ、トラブゾンスポルなど複数クラブと交渉し、ミランとはメディカルチェックまでいったが給与面で合意できず契約ならず。最終的にサウサンプトン入りで落ち着いた。
 
 そのサウサンプトンは今冬の移籍市場で、主将を務めていたポルトガル代表のジョゼ・フォンテがウェストハムへ移籍。さらに2月2日にチームの主軸だったオランダ代表のフィルジル・ファン・ダイクが足首の怪我により、最長で3か月の離脱が発表されていた。
 
 相次ぐ離脱によりサウサンプトンのCB陣は、吉田麻也とフロリン・ガルドス、さらに若手のジャック・スティーブンスしかおらず、補填が必至という状況になっていた。最終ラインならどこでも機能する経験豊富なカセレスが加入したことは、サウサンプトンにとって大きなプラスとなるだろう。
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