EL先勝のマンU、3発イブラは「決定的な瞬間」、兄弟対決のポグバは「不思議な感じ」

2017年02月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「前半でリードを奪えたのはラッキーと言うしかない」(監督)

殊勲者イブラヒモビッチ。マンチェスター・Uでは公式戦初のハットトリックを達成した。 (C) Getty Images

 ヨーロッパリーグ(EL)・決勝トーナメント1回戦の第1レグ、マンチェスター・ユナイテッドは3-0でサンテティエンヌを下した。
 
 オールド・トラフォードで主役となったのは、エースのイブラヒモビッチ。15分にFKが壁に当たって軌道が変わるというかたちで先制すると、75分にこぼれ球を詰め、88分には自ら倒されて得たPK(微妙な判定と報じるメディアもあるが……)を冷静に決めた。
 
 パリ・サンジェルマン時代にはハットトリック、2ゴールなどを連発してきた"分の良い相手"であるサンテティエンヌから、今回も大量得点を奪ったイブラヒモビッチによって、マンチェスター・Uは次ラウンド進出に向けて大きく前進した。
 
 またこの試合では、ポール・ポグバと、その弟フロランタンの兄弟対決にも注目が集まったが、チャンスを作り、際どいシュートを放つなど存在感を示した、"世界最高額"の兄に軍配が上がっている。
 
 殊勲者イブラモビッチ、注目のポグバ、そしてモウリーニョ監督の試合後のコメントは以下の通り。(『BBC』による)
 
◇ズラタン・イブラヒモビッチ
 
 我々は多くのチャンスを創出した。ホームで良い勝利を挙げて第2レグに望めるのは大きい。
 
 良い試合だったと思うが、我々はもっと良くなれると思う。このところ我々は勝利を挙げ続けているが(引き分けを挟んで4連勝)、短い時間で状況は変わるものだ。これからも勝ち続けることが必要だ。
 
 サンテティエンヌ相手には、いつもハードワークをして多くのゴールを挙げてきた。今夜の試合でも複数のゴールを挙げたが、次も同じようにできることを願っている。
 
 これは今シーズンにおいて決定的な瞬間だ。我々はまだ、4つのコンペティションで生き残っている(プレミアリーグ、FAカップ、リーグカップ、そしてEL)。すでにコミュニティーシールドは勝ち取った。
 
◇ポール・ポグバ
 
(弟との対決について)何とも不思議な感じだった。毎日あるようなことじゃないから。とても楽しめた。
 
◇ジョゼ・モウリーニョ監督
 
 前半は良くなかった。集中力に欠け、守備は危険なミスを繰り返し、攻撃も組み立てが遅くて動きも少なかった。前半でリードを奪えたのは、ラッキーと言うしかない。
 
 しかし、後半になって流れは変わった。我々はとても速くプレーできるようになった。
 
 何度もボールを失ったりしたので、決してパーフェクトではなかったが、それでも良い試合だった。まだ五分の状況であることに変わりはないが、今夜は良い結果を残すことができた。
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