マドリードでもお騒がせのマラドーナ、敗れた古巣ナポリにはエール

2017年02月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

両チームの関係者との会食、後輩たちへの激励、暴力沙汰 etc.

第2レグでは、どんな話題を提供してくれるのか? 写真は2014年にコッパ・イタリアを観戦した際のもので、右はデ・ラウレンティス会長。 (C) Getty Images

 チャンピオンズ・リーグ・決勝トーナメント1回戦の第1レグでレアル・マドリーとナポリ(前者が3-1で勝利)が対戦したが、この試合が行なわれたサンチャゴ・ベルナベウには、ナポリのOBが幾人か駆け付けた。
 
 レジェンド、ディエゴ・マラドーナもそのひとりで、彼は前日からマドリード入りし、両チームの関係者と会食もしている。
 
 ここで、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長からはロッカールームで選手を激励してくれるよう依頼され、また30年前に対戦したエミリオ・ブトラゲーニョ(現マドリー役員)とも久々に顔を合わせた。この様子を、彼は自身のフェイスブックで紹介している。
 
 そんなマラドーナだが、試合日の朝、滞在先のホテルで、一緒に止まっていた恋人のロシオ・オリバさんに暴力を振るったとして、フロントの通報を受けた警察に急行するという事件が起こったと地元メディアが報じた。
 
 報道によると、マラドーナは2時間以上事情聴取を受ける羽目となったが、後にオリバさんが暴力はなく、口論をしていただけと供述したことで、騒ぎは収まったという。
 
 この件に対してマラドーナは、フェイスブックで「私の弁護士がスペイン当局とコンタクトを取っている。なぜこんなメディアショーが起こっているのか……。勝手にやっていればいい」と不満と困惑を記していた。
 
 こうして迎えた試合、マラドーナの激励を受け、スタンドから彼に見守られたナポリは、ロレンツォ・インシーニェのロングシュートで序盤に先制したものの、その後は現欧州王者に貫録を見せ付けられ、1-3で敗れた。
 
 試合後、マラドーナはフェイスブックで「(ドリース・)メルテンスが得点機を得て3-2にするチャンスもあったが……。しかしまだ、我々は死んでいない。私は第2レグに自信を持っている。頑張れ、ナポリ!」と記述し、ナポリ愛を表現した。
 
 試合そのものの興味だけでなく、マラドーナがベルナベウに来場することも大きな話題になっていた今回の一戦だが、期待通り(?)に彼は多くの話題を提供した。
 
 3月7日には、サン・パオロにも観戦に訪れることになっており、さらなる大歓迎を受けるであろう彼には、より多くの注目が集まることは間違いない。
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