マドリーに敗北のナポリ、酷評した会長に対して監督、選手の反応は!?

2017年02月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

我々のパフォーマンスは相手に脅威を与えた」(インシーニェ)

先制点のインシーニェ。ナポリはこのアウェーゴールを、第2レグで活かせるか!? (C) Getty Images

 チャンピオンズ・リーグ・決勝トーナメント1回戦の第1レグで、ナポリはアウェーでレアル・マドリーに1-3で敗れた。
 
 開始8分でインシーニェが先制ゴールを挙げたが、その後は欧州王者マドリーに貫録を見せ付けられて3失点。懸命に反撃を見せるも、最後までアウェーチームに追加点は生まれなかった。
 
 試合後、ナポリのデ・ラウレンティス会長が「戦い方が違っていれば、結果も違っていた」「インシーニェ以外は何もしていなかった」と、サッリ監督、選手を酷評したことが、大きな話題となっている。
 
 これに対する指揮官の反論(?)、そして先制弾のインシーニェのコメントは以下の通り。(『ガゼッタ・デッロ・スポルト』より)
 
◇ロレンツォ・インシーニェ
 
 素晴らしい試合を見せられたことを嬉しく思う。我々は最後まで諦めずに戦い続けた。ナポリのことを誇りに感じている。
 
 結果については、残念に思っている。マドリーは11人の天才で構成された偉大なチャンピオンであり、そんなチームと我々は戦った。力の差はあったと思う。
 
 ただ、我々が見せたパフォーマンスは、マドリーに脅威を与えたと思う。次のサン・パオロの試合でも、ベストを尽くして戦いたい。
 
◇マウリツィオ・サッリ監督
 
(会長が戦いぶりや人選を酷評したことについて)ピッチ上のことについては、私に全ての責任と権限がある。会長の言うことに、全ては同調できない。チームは今日、高いレベルのプレーを見せていたのだから。
 
 会長には会長の考えがあるし、それを口に出す権利もあるが、できればメディアを通してではなく、私に直接言ってほしいものだ。もっとも、それでも譲れないものは譲れないが。
 
(怪我明けのミリクを83分から投入したことについて)最初から10~15分程度プレーさせるつもりでいた。それ以上は無理だと思っていたが、その短い時間でも、彼は仕事を果たせる選手だ。
 
 我々は世界で最も強いチームと対戦し、いつも以上に苦しい時間を過ごした。第2レグでは、2-0の勝利を目指して戦う。少ないチャンスを活かすことが大事だ。ミスをすれば、非常に難しい戦いになるだろう。
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