パリSGがバルサを4ゴールで粉砕! ディ・マリアが2発、MSNは何もできず…

2017年02月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

前後半に2ゴールずつを挙げたパリSGの完勝。

FKとミドルで2ゴールを挙げたディ・マリア。大勝の立役者となった。(C)Getty Images

 現地時間2月14日、チャンピオンズ・リーグの決勝トーナメント1回戦ファーストレグ、パリSG対バルセロナ戦が開催された。
 
 ホームのパリSGは主将のT・シウバが怪我、T・モッタが出場停止で欠場。CLデビューのキンペンベ、ラビオがそれぞれの代役に指名され、今冬に加入したドラクスラーもスタメンに名を連ねた。
 
 一方のバルサは故障中のマスチェラーノに代わってウンティティがCB、ラキティッチではなくA・ゴメスがインサイドハーフで先発。そしてメッシ、スアレス、ネイマールのMSNがいつも通りピッチに立った。
 
 序盤に主導権を握ったのはパリSG。ハイプレスからのショートカウンターを機能させ、6分にカバーニとドラクスラー、10分にマテュイディが決定機を迎える。
 
 すると18分、パリSGが先制に成功する。ペナルティーエリア手前やや右寄りで得たFKを、ディ・マリアが左足で直接叩き込んだのだ。この日で29歳となったアルゼンチン代表MFにとっては嬉しいバースデーゴールとなった。
 
 その後も攻守でインテンシティーを保ったパリSGは、40分にさっそく追加点。メッシからボールを奪ってショートカウンターを発動させ、敵陣中央に持ち上がったヴェッラッティが右サイドに絶妙なスルーパス。後方から走りこんだドラクスラーが、ワントラップ後に右足でねじ込んだ。
 
 バルサは起点となるブスケッツとイニエスタを封じられ、自慢のMSNにまったく良い形でボールが渡らない。決定機は28分のA・ゴメスのシュートのみで、ハーフタイムを迎えた。
 
 後半もパリSGが試合を支配すると、55分に駄目押しの3点目をゲット。ゴールキックからのビルドアップでボールを前線に運ぶと、ペナルティーエリア内手前からディ・マリアが左足を一閃。自身2点目を挙げた。
 
 3点差を付けられたバルサは58分、A・ゴメスに代えてラフィーニャを投入。鼻骨骨折から復帰したブラジル代表MFはフェイスガードを付けて登場した。
 
 対するパリSGは61分、2ゴールのディ・マリアに代わってルーカスがピッチへ。さらに69分、足を痛めたヴェッラッティがヌクンクと交代した。
 
 すると72分、パリSGが決定的な4ゴール目。右SBのムニエが自陣から敵陣まで一気にボールを持ち上がると、前方のカバーニにスルーパス。これを右足ダイレクトで叩き込んだ。ウルグアイ代表FWもディ・マリアと同じくこの日が30歳の誕生日で、バースデーゴールとなった。
 
 バルサは直後にイニエスタをラキティッチに代えてから攻撃にやや流動性が生まれるも、結局はゴールを奪えず。4-0でパリSGが大勝した。
 
 過去4シーズンで3度対戦し、1勝2分け3敗と煮え湯を飲まされてきたバルサを文字通り粉砕したパリSG。3月8日のセカンドレグに向けて、大きなアドバンテージを得た。
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