元マドリーMFがラッパー・デビュー! しかしリスナーの反応は…

2017年02月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

本人は満足げも、リスナーからは「酷い」と非難轟々。

ドレッドヘアーを靡かせるその風貌から「ダービッツ2世」と呼ばれたドレンテ。しかし、その才能はサッカーではなく、音楽の方面で開花させるのか。 (C) Getty Images

 元オランダ代表MFのロイストン・ドレンテが、ラッパーとしてデビューした。英紙『デイリー・ミラー』など複数の英国メディアが伝えている。
 
 2005年にオランダのフェイエノールトでプロキャリアをスタートさせたドレンテは、2007年のU-21欧州選手権でMVPを受賞する大活躍。同年夏にレアル・マドリーに移籍し、次代を担う若手として大きく注目された。
 
 しかし、そのメガクラブで才能は開花せず……。その後はエルクレス(スペイン)、エバートン(イングランド)、アラニア・ウラジカフカス(ロシア)、レディング(イングランド2部)、シェフィールド(イングランド2部)、カイセリスポル(トルコ)と渡り歩き、2015年の夏からはUAEのバニーヤースへと移籍。昨夏には放出され、現在はフリーとなっている。
 
 新たな移籍先を模索したものの買い手が見つからなかったドレンテは、暇を持て余していたのか。2月8日、『Roya2Faces』という名前で『Paranoia』というラップソングをリリースしたのだ。
 
 そもそもかなりの音楽好きで、2011年にオランダ人女性歌手とシングル曲、2014年にオランダ人ラッパーのU-Niqとコラボして『TakTakie』という曲をリリースしていたが、ソロデビューはこれが自身初だ。

 ドレンテは自身の『インスタグラム』で、「俺の最初のシングル曲『Paranoia』をドロップする。YOUTUBEのチャンネルにも流すから、好きに拡散してくれ! 良い曲だと思うから要注目だぜ」と興奮気味に綴った。
 
 しかし、満足感を抱いている本人とは裏腹に、このYOUTUBE上に流した音源を聴いたリスナーたちからは、「酷い」、「ワック(偽物・ダサい)」、「ちゃんとした音源を作れる奴を雇え」など非難轟々だ。
 
 なお、批判は多いものの、サッカー以外のマルチな才能を示したドレンテは、まだ引退は公表していない。
 
 近年は引退後にアーティスト活動を始める選手も多く、DJへの転身を図った元フランス代表FWのジブリル・シセやロックミュージシャンとなった元イタリア代表FWのパブロ・オスバルドのように、ドレンテもセカンドキャリアを本格的にスタートさせるのか。その動向に注目したい。
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