「アーセナルより上の順位に!」ケインが宿命のライバルに闘志を燃やす

2017年02月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ポチェティーノは情熱家」と称賛!

マンチェスター・Uから獲得オファーがあったことが報じられたケインだが、「出ていくなんて馬鹿だ」と退団の噂は一蹴している。 (C) Getty Images

 イングランド代表FWのハリー・ケインが、トッテナムでのキャリアや指揮官マウリシオ・ポチェティーノとの関係性について明かした。スポーツ総合サイト『ESPN』が伝えている。
 
 昨シーズンはプレミアリーグで25得点を挙げてリーグ得点王に輝いたケイン。今シーズンも14ゴールを決めているが、本人にとって昨シーズンは良くも悪くも印象深いシーズンとなったようだ。
 
 トッテナムがシーズン終盤までレスターと優勝争いを展開しながら、最終的にノースロンドンのライバル、アーセナルに次ぐ3位でフィニッシュしたことについてケインは、次のように振り返っている。
 
「僕らが2位になっていたら、『トッテナムにとっては良いシーズンだった』と誰もが言っていただろう。でも、実際は『トッテナムは失意のシーズンを送った』と、巷では言われていた。僕個人の感想としては昨シーズンの失敗は大きな進歩に繋がっていると思っている」
 
 今シーズンのトッテナムはチームの成熟度が増し、ここまでプレミアリーグ2位と安定感抜群の戦いを披露している。そのチーム状況を受けてケインは、「アーセナルよりも上でシーズンを終えることが目標だ。もちろんどのチームよりも上にいければ最高だし、そうすればより成長できるだろうね」と語っている。
 
 就任3年目を迎え、チームとの関係性をより深めているポチェティーノ監督については、「彼はとても情熱的だ。あの姿勢こそ僕らが長く望んでいたものだよ。彼はリスペクトすれば、僕もリスペクトしてくれる。でも、チームのために働こうとしない選手に対しては無慈悲。そういう選手はチームに参加させないんだ」と語り、アルゼンチン人監督の姿勢を明らかにした。
 
 今やクラブの象徴ともなったケイン。トッテナム在籍6年目となり、最近は「キャプテンマークを腕に巻く日も近いのでは?」と噂されるが、本人もキャプテン就任には意欲的だ。
 
「ロリス(現キャプテン)が、このクラブに長くいてくれるなら彼がキャプテンだ。でももし、彼が他のクラブに行ったりした時には、僕はキャプテンをやりたいよ。スパーズとファンを僕がどう考えているかは知っての通りだろ? 僕は今も自分自身がキャプテンだと思っている、もし、上手くいくならばトッテナムだけじゃなく、代表でもキャプテンをやってみたいね」
 
 チームリーダーとしての自覚を覗かせたケインを中心に、安定した戦いを披露するトッテナム。果たして目標の「アーセナルよりも上位でのフィニッシュ」は叶うのだろうか? その戦いぶりから目が離せない。
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