ミランが泥沼の4連敗…好機を活かせずPKでサンプドリアに屈する

2017年02月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

69%のボール支配率を誇りながら決定力を欠く。

スソ(左)を中心に攻め、何度かビッグチャンスも作ったミランだが、1点が奪えず敗れ去った。(C)Getty Images

 現地時間2月5日、ミラノのサン・シーロでセリエA23節のミラン対サンプドリア戦が開催された。
 
 ホームのミランはデ・シリオ、アントネッリ、アバーテ(何とかベンチ入り)が怪我を抱え、両SBに本来インサイドハーフのクツカを右、CBのロマニョーリを左に起用。新星ロカテッリがベンチスタートとなった中盤はパシャリッチ、ソサ、ベルトラッチが入り、ボナベントゥーラがシーズン絶望の故障を負った左ウイングでは新加入デウロフェウが初先発を飾った。本田圭佑は公式戦15試合連続のベンチスタートとなった。
 
 試合はほぼ一進一退のペースで進むも、お互いになかなかビッグチャンスを作り出せない。22分のベルトラッチのミドル、25分のリネッテの至近距離シュートはいずれも相手GKの好セーブに阻まれた。
 
 徐々に押し込み始めたミランは、41分に突破からスソがクロスを上げたが、飛び込んだデウロフェウは惜しくも届かず。0-0のままハーフタイムを迎えた。
 
 後半も主導権を握ったミランは48分、スソのクロスのこぼれ球を拾ったフリーのデウロフェウが、ゴール前でインサイドキックのシュート。しかし、これは惜しくもポストに弾かれた。さらに59分のパッシャリッチ、61分のソサのミドルも決まらない。
 
 すると68分、サンプドリアのクアリアレッラがパレッタに倒してPKを奪取。これをムリエルが冷静に沈めて、先制に成功した。
 
 直後の72分、ミランのモンテッラ監督はバッカとパシャリッチを下げてラパドゥーラとアバーテを投入。さらに79分にはベルトラッチに代えてミラン・デビューのオカンポスを入れ、システムも4-2-3-1に修正した。
 
 猛攻を仕掛けたミランは、87分にスソのスルーパスからラパドゥーラがフリーでシュートするも、GKに止められる。
 
 その2分後にミランは、ジュリチッチを引っかけたソサが2枚目のイエローカードを受けて退場処分を食らい、10人での戦いを余儀なくされる。
 
 結局、このまま1-0でサンプドリアの勝利。69%のボール支配率を誇りながら決定力を欠いたミランは、公式戦4連敗(セリエAでは3連敗)と泥沼にはまっている。
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