鮮やかな4発! 福岡が初戦の完敗から見違える内容で長崎を圧倒――NYC宮崎ラウンド

2017年02月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

名古屋から獲得の松田が2得点、坂田が1得点・1アシスト!

ディフェンスの背後に抜け出した坂田がGKの頭上越しに鮮やかなゴール! 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

「JリーグDAZNニューイヤーカップ」宮崎ラウンドは2月4日、アビスパ福岡対V・ファーレン長崎の一戦が、宮崎・KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場で行なわれ、福岡が4-0で快勝した。

 試合は序盤の8分に動いた。カウンターからディフェンスの背後へのフィードに反応した為田大貴が抜け出すと、それに連動して中央に走り込んだのは名古屋から新加入の松田力。為田からのグラウンダーのラストパスを右足で押し込み、福岡が先制した。

 さらに波に乗る福岡は22分、またも高い位置でのボール奪取からショートカウンターを繰り出し、坂田大輔がドリブルで抜け出す。GKとの1対1を、その頭上を抜くループ気味のシュートで制し、2点目を挙げる。

 なおも福岡の勢いは止まらず、34分にはCBの堤俊輔からのロングフィードに再び坂田が抜け出すと、今度は中央へ正確なラストパス。これを松田が右足で叩き込み、この日2点目。福岡が3点のリードを奪う。

 後半に入ると、長崎もチャンスを掴んだが、54分の翁長聖のシュートは枠をとらえ切れず。58分にも、やはり翁長がフェイントからシュートに持ち込んだが、生かせなかった。

 逆に福岡は終盤に決定機をモノにする。88分、城後寿のボール奪取から、パスを受けたウィリアン・ポッピがインスイングの巻いたシュートを放つと、これは惜しくもGKに阻まれるが、こぼれ球に詰めた城後がヘディングで押し込み4点目。4-0と福岡がリードを広げる。

 結局、福岡は大差で危なげなく勝利。最終的にシュートは5本と少なかったものの、ボールを奪った後の素早い切り替えをベースに、鮮やかなコンビネーションで確実にフィニッシュに持ち込み決め切る、確率の高い攻撃を見せた。

 福岡の井原正巳監督は、「(横浜FCとの)初戦で完敗しているので、高い意識で結果にこだわってやろうと臨んだが、モチベーション高くやってくれた結果だと思う。球際や切り替えといった基本的なところや、獲ったボールを早く縦にという攻撃も良かった。4点取れたのは大きな収穫」と、快勝の内容に及第点を与えた。
 

【写真で見る】NYC宮崎ラウンド 福岡4-0V・ファーレン長崎 松田力が2ゴール。

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