「フランスでは人種差別は合法なのか?」――サッカー界の注目コメント集

2017年02月04日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ツイッターでの大人げない投稿は控えるべき。

ラキティッチが所属するバルセロナもたびたび疑惑の判定に泣かされてきただけに、イジャラメンディの愚痴にも似たツイートを快く思わなかったようだ。(C)Getty Images

≪注目コメント①≫
「携帯はポケットにしまっておいたほうがいい」
【発言者】
イバン・ラキティッチ(バルセロナ/クロアチア代表)

 コパ・デル・レイ準々決勝・第1レグで対戦したレアル・ソシエダのアシエル・イジャラメンディのツイートに対する発言だ。またしてもアンフェアな笛に泣かされたと、自分たちの力不足を棚に上げて、敗戦を主審のせいにした26歳のMFの行動にあきれ果てたか。大人げない投稿は控えるべきと、ユーモアを交えてたしなめた。


≪注目コメント②≫
「フランスでは人種差別は合法なのか?」
【発言者】
マリオ・バロテッリ(ニース/イタリア代表)

 アウェーのバスチア戦で差別行為にあたるモンキーチャントを繰り返した敵サポーターに、我慢ならなかったのだろう。試合後、自身のインスタグラムに真っ黒な背景とともに英語の抗議文を掲載した。本当に恥ずべきこと――。フランス語でそう締め括った投稿には、イタリア時代にも悩まされた人種差別に対する強い嫌悪感が溢れていた。


≪注目コメント③≫
「ここでプレーすることはチャレンジなんだ」
【発言者】
カカ(オーランド・シティ/ブラジル代表)

 年金生活の場というイメージが少なからずあるMLSを、イージーな舞台ではないと言い切ったのが、第一線を退いて久しい34歳のMFだ。もっとも、プレミアリーグやリーガ・エスパニョーラなどの欧州4大リーグと比べれば、さすがにレベルは落ちるだろう。垣間見えたのは、それでもチャレンジングだと感じるほどに劣化したバロンドール受賞者の悲しい現実?

※ワールドサッカーダイジェスト2017.02.16号より加筆・修正
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