清武の移籍先はJリーグ、MLS、ブンデスの3択? 現地紙は「本人は日本復帰に前向き」と報じる

2017年01月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

清武本人もJリーグ復帰を希望か?

締切日が迫る欧州の移籍市場。はたして清武の去就は? (C) Getty Images

 現地1月28日、スペイン紙『マルカ』は、セビージャに所属する日本代表MFの清武弘嗣の去就に関して、日本復帰の可能性があることを報じた。
 
 セビージャは1月27日にアルゼンチンのロサリオ・セントラルからサイドアタッカーのワルテル・モントーヤの獲得を発表した。そのアルゼンチン人MFをスカッドに加えるためには、EU圏外外国人枠を空ける必要があり、昨夏に加入したガンソと清武のどちらかが放出対象となっている。
 
 スペインのウェブメディア『デスマルケ』によれば、モンチSDを中心とするセビージャの強化部は、よりホルヘ・サンパオリ監督の信頼を掴めていない清武を放出する可能性が高いとし、「セビージャでの日々は残りわずかかもしれない」と伝えた。
 
 マルカ紙は清武の獲得に興味を示しているのはJリーグの3クラブで、本人も国内復帰に前向きであると報じ、さらにMLSのシアトル・サウンダースも関心を寄せていることを伝えた。
 
 今冬はヘルタ・ベルリンやシャルケ、マインツなどドイツ勢からの関心が盛んに伝えられてきた清武だが、ヘルタ・ベルリンのミヒャエル・プリーツSDの「彼を獲得するお金を支払えない」というコメントからも汲み取れるように、完全移籍での放出を望むセビージャが希望する額(650~700万ユーロ=約7億8000万~約8億4000万円)がネックとなってきた。
 
 しかし、モントーヤの獲得でセビージャはこの強硬な姿勢を軟化させたと見られ、サンパオリ監督も1月28日の会見で「誰かがここを去るのであれば、本人の決断によるものであるべきだ」とコメント。移籍金の大幅な減額、さらにレンタルでの放出をセビージャが呑むならば、一旦は手を引く気配を見せたブンデスリーガ、そしてJリーグのクラブにもチャンスはあるかもしれない。
 
 ヨーロッパの冬の移籍市場は1月31日で閉じる。それまでに清武の去就は決着するのか? 動向に注目したい。
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