メキシコ代表のマルケス、「僕らを止められる壁はない」とトランプ政策をツイッターで“口撃”

2017年01月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

各国メディアもウィットに富んだツイートを称賛。

トランプ大統領(右)の政策に対して、ツイッターでコメントしたのはバルサなどで活躍した名CBのマルケス(左)だ! (C) Getty Images

 第45代アメリカ大統領となったドナルド・トランプに対して、メキシコ代表DFのラファエル・マルケスがSNS上で"口撃"を展開したことが話題となっている。
 
 就任前から不法移民の流入を阻止するため、メキシコとアメリカの国境に壁を建設することを公言していたトランプ。1月25日には「直ちに壁を建設する」と改めて強調し、国境管理強化を指示する大統領令に署名した。
 
 そんななか、マルケスは自身のツイッターに、「僕らが自信を持てば、僕たちを止められる壁なんてない」とつぶやいたうえでバルセロナ時代に自身が決めた動画を投稿。トランプ批判を展開した。
 
 マルケスは2003-04シーズンにモナコからバルセロナに加入。対人プレーの強さとアンカーも務められるほどのパスセンスを兼備し、フランク・ライカールト監督とジョゼップ・グアルディオラ監督のチームの攻撃を後方から支えた名DFだ。4度のワールドカップ出場を果たしているメキシコ代表でのキャップ数は135を数え、母国ではレジェンドと呼べる存在であるマルケスは、現在メキシコのアトラスでプレーしている。
 
 37歳のベテランのウィットに富んだつぶやきには、各国メディアも称賛を送っている。
 
 英紙『デイリーミラー』は、「メキシコ代表の主将ラファエル・マルケスは、トランプの壁建設プランに完璧な対応を見せる」と称賛。さらにスペイン紙『マルカ』は、「マルケスは壁問題について、個人の態度が重要なことを示した」と伝えている。
 
 大きな反響を呼んだメキシコのレジェンドのつぶやき。メキシコの人々の心に強く響いたことだろう。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事