【現地1月26日の主な移籍】ニアング、ハリロビッチ、スボティッチらが新天地へ!

2017年01月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

ニアングがミランで周囲の怒りを買って…。

エムバイ・ニアング(ミラン→ワトフォード)。

■エムバイ・ニアング
・22歳/FW/フランスU-21代表
・ミラン→ワトフォード(買い取りオプション付きの半年レンタル)
・レンタルフィー:75万ユーロ(約9000万円)
 開幕からミランで左ウイングの主戦を担い、スピードとテクニックで違いを作る。しかし、コンディション不良でスタメン落ちして以降はモチベーション低下が目立ち、途中出場しても無気力プレー。ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督をはじめ、チームメイト、首脳陣の怒りを買い、急転直下で放出要員に。ジェノア、マルセイユ、レスター、アーセナルなども手を挙げたが、最終的にはワトフォードが争奪戦を制した。まずは75万ユーロでの半年レンタルだが、シーズン後半でニアングが10ゴールを決めれば、1800万ユーロ(約21億6000万円)での買い取り義務が発生するオプションが盛り込まれていると報じられている。
 
■アレン・ハリロビッチ
・20歳/MF/クロアチア代表
・ハンブルク→バルセロナ→ラス・パルマス(1年半レンタル)
・レンタルフィー:100万ユーロ(約1億2000万円)
 17歳だった2014年夏にバルセロナに加入したクロアチアの天才MF。しかし、バルサに居場所はなく、スポルティング・ヒホンへのレンタルを経て、昨夏にハンブルクに買い戻しオプション付きで完全移籍した。とはいえ、その新天地で開幕から控えに甘んじ、わずか半年でスペインに帰還した。新天地ではケビン=プリンス・ボアテング、ホナタン・ビエラ、タナらと2列目の定位置を争うことになりそうだ。柴崎岳が噂通りラス・パルマスに加わればライバルになりうる存在だ。
 
 ■ネベン・スボティッチ
・28歳/DF/セルビア代表
・ドルトムント→ケルン(半年レンタル)
 かつてはドルトムントの守備の要に君臨し、ブンデスリーガ制覇などに貢献したCB。しかし、昨シーズンは怪我もありトーマス・トゥヘル監督の信頼を掴めず、今シーズンも開幕前の肋骨手術の影響でトップチームでの公式戦出場はなし。出番を求めてケルンにレンタル移籍した。本人は「新たなクラブでの新たな挑戦が楽しみだ。ドルトムントでの素晴らしい日々には感謝しかないよ。だが、プロとして100%ケルンに集中するし、再びブンデスリーガで戦いたいんだ」と意気込んでいる。
 
 ■オスカル・ヒリエマルク
・24歳/MF/スウェーデン代表
・パレルモ→ジェノア(買い取り義務付きのレンタル)
・移籍金:レンタルフィーが30万ユーロ(約3600万円)、買い取り額が250万ユーロ(約3億円)
 2015年のU-21欧州選手権を制したスウェーデン黄金世代のリーダー。攻守でダイナミズムを発揮し、入団2年目のパレルモでも中盤の核に君臨した。今冬はトリノ、ローマ、ディナモ・キエフなども引き抜きを狙ったが、合計280万ユーロで半年後に買い取り義務が発生するオファーを出したジェノアが獲得に成功した。ユベントスに移籍したトマス・リンコンの後釜として、セントラルMFの新レギュラーとして期待される。
 
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