「何も知らない」ラニエリが岡崎のライバルとなりうる攻撃的MF獲得の噂を否定

2017年01月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

スリマニについても、「売却対象じゃない」と噂を一蹴。

ここ数試合は連続して布陣を変更しているラニエリ。それだけに技巧派MFのラミレスを獲得できれば大きなオプションになるはずだが、交渉の事実は否定している。 (C) Getty Images

 岡崎慎司が所属するレスターの指揮官クラウディオ・ラニエリが、今冬の補強について興味深いコメントを残した。地元紙『レスター・マーキュリー』が伝えている。
 
 昨シーズンは奇跡のプレミアリーグ優勝を果たしたレスターだが、今シーズンはここまで5勝6分け11敗と負け越して15位と低調。そんな中、以前から今冬の移籍市場でミドルスブラのウルグアイ代表MFのガストン・ラミレスの獲得に動いていると噂されてきたうえ、ここにきてミドルスブラの指揮官アイトール・カランカも「ラミレスから移籍リクエストがあった」と認めたことで、レスター入りが加速していると報じられている。
 
 しかし、この交渉に関してラニエリは、「私は何も知らない。憶測で物事を語るのは好きではない」とラミレス加入の可能性を否定した。
 
 また、ラニエリは中国の天津権健から3850万ポンド(約56億円)があったと報じられたアルジェリア代表FWのイスラム・スリマニの去就については、「単なる噂話に過ぎないね。スリマニは売却対象なんかではない。それに私が最優先に望んでいるのは全ての選手の残留にある」と、報道を一蹴した。
 
 最近のレスターは昨シーズンまで固定していた4-4-2を捨て、4-3-1-2や3-4-2-1を採用。その中で岡崎はトップ下やシャドーで起用されているが、本職ではないだけにお世辞にもフィットしているとは言い難い。

 トップ下を本職とするラミレスはその意味で格好のターゲットにも見える。ラニエリ監督は交渉の事実を否定しているが、これは競合する他クラブを牽制するための駆け引きの可能性もあるため、1月31日に移籍市場が閉鎖されるまで目が離せない。
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