岡崎をトップ下で起用したラニエリが「私に責任がある」と自身の采配を謝罪

2017年01月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

シーズン目標は「勝点40」と改めて公言。

試合中も冴えない表情を浮かべてばかりだったラニエリ。ここ数試合、複数の布陣を試してきたイタリア人指揮官は次節以降どう振る舞うのか? (C) Getty Images

 日本代表FW岡崎慎司が所属するレスターは、1月22日に行なわれたサウサンプトン戦(プレミアリーグ22節)で、0-3の完封負けを喫した。
 
 前節チェルシー戦でも0-3で落としており、リーグ戦連敗となったレスター。指揮官のクラウディオ・ラニエリはサウサンプトン戦後の会見で、「責任は私にある」と謝罪した。
 
 チェルシー戦では3バックを採用していたラニエリは、サウサンプトン戦でも岡崎をトップ下に起用し、中盤をダイアモンド型にする4-3-1-2で挑むなど、チームの基本布陣である4-4-2とは異なる陣形で戦った。
 
 しかし、不慣れな陣形のせいか、選手たちの動きはぎこちなく、大量失点を喫する要因となった。これについてラニエリは、「私の選手たちは4-4-2か4-2-3-1で戦うことに慣れている。私はミスを犯したよ。この2試合の敗戦は私に責任がある」と、采配ミスがあったことを反省した。
 
 また、記者から「戦術練習をしたのか?」という質問が飛ぶと、「もちろんだよ。我々はトレーニングをしっかりと取り組んだ。しかし、練習と試合は別物だ。今日は何かが間違っていた。その責任は私が負う」とコメントした。
 
 今シーズンは上昇気流に乗り切れず、15位に甘んじているレスター。一部では「降格もあり得る」という指摘もされているが、それについてイタリア人指揮官は「今シーズンの目標は最初から勝点40だ。できるだけ早く達成する必要がある」と、冷静に語った。
 
 残留の目安とされる勝点40の積み上げがチーム目標であることを改めて公言したラニエリ。現在、勝点が21のレスターにとって、その目標は決して楽な数字ではないようにも思えるが、果たして上積みしているけるのか?
 
 本職ではないトップ下で起用された岡崎のプレーともにレスターの今後の戦いに注目だ。
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