バイエルンと契約延長のロッベン、「本当に愚か」と安易な中国移籍に苦言!

2017年01月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

自身もオファーを受けていたことを明かしたロッベン。

バイエルンとの契約を2018年まで更新したロッベン。金銭が最優先される中国リーグへの移籍に警鐘を鳴らした。 (C) Getty Images

 1月16日にバイエルンと2018年まで契約を延長したオランダ代表MFのアリエン・ロッベンは、自身が出演したオランダの『Radio538』の番組内で、移籍市場で目立っている大物選手の中国移籍に苦言を呈した。
 
 巨額な資金を元に、近年多くのスターの獲得に成功している中国。今冬にはオスカール(→上海上港)やカルロス・テベス(→上海申花)、アクセル・ヴィツェル(→天津権健)、ジョン・オビ・ミケル(→天津泰達)が新たに加わった。
 
 そんな相次ぐ中国への移籍についてロッベンは、「僕はバイエルンで最高の時を過ごしている。中国への移籍は自身のキャリアの終わりを意味するものだ」と持論を展開した。
 
 多くの選手が高額なサラリーに惹かれて移籍を決意していることについては、「完全に狂気の沙汰だよ。 僕も実際にオファーを受けた。その時に見せられたお金はとてもクレイジーなもので、少なくとも一蹴することはできないものだ」とコメント。自身も以前にオファーを受けていたことを明かした。
 
 しかし、ロッベンは、「お金は僕を駆り立てるものではない。僕が素晴らしいキャリアを歩めてこれたのはそういった選択をしてきたからだ」と、金銭よりもトップクラスのプレー環境を選んできたことが成功の秘訣だとした。
 
 また、「キャリアの絶頂期である27歳や28歳の選手が中国に行くことは理解できない。本当に愚かだと思うよ。30歳を過ぎた選手の移籍なら分かるけどね」と、安易に中国移籍をすることに異議を唱えた。
 
 バイエルンとの契約延長を選択し、トップクラスでのプレーを選んだロッベン。そんなオランダ代表アタッカーの中国移籍に対する警鐘は、中国移籍の流行に少なくない影響をもたらしそうだ。
 
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