【FC東京】新戦力の大久保嘉人に訊いてみた。「FC東京がリーグ優勝するために何が必要か」

2017年01月15日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「すごく楽しみで、ワクワクしている」。

背番号が13に決まった大久保。(C)SOCCER DIGEST

 2017年1月15日、FC東京の始動日に小平グランドには約2000人のファン・サポーターが集まった。駆けつけたメディアの数はおよそ100人(45社)。これを、東慶悟、森重真人あたりは「大久保効果ですかね」と言っていた。
 
 この日の主人公とも言える大久保嘉人は全体練習を終えた後、新体制発表会でFC東京のユニホームを着用して登場。囲みの会見では、「ユニホームを着てみてどうですか」との質問に対し、「悪くないんじゃないかな」と答えて笑みをこぼした。
 
 まだ選手とはそこまで会話をしていないようだが、新シーズンに向けては「すごく楽しみで、ワクワクしている」。川崎の一員として元日に天皇杯決勝を戦ってから、この新体制発表会まで2週間。それでも大久保は「ずっと休めたらそりゃいいですけど、休み過ぎて太っちゃうのでちょうどいいかもしれない」と余裕のスタンスを見せた。
 
 むしろすっきりした表情の大久保は、FC東京について「良い選手は揃っている。もともと揃っていたけど、今年は特にね」ともコメント。ただ、揃っているだけではダメで、「ひとつになってFC東京は強かったと言われるようなチームを作っていきたい」と"まとまり"を強調していた。
 
 では、具体的にFC東京がリーグ優勝をするために必要なものはなにか。それをダイレクトに、大久保に訊いてみた。
 
「激しさだったり、ずる賢さだったり、そういうところが大事になってくると思います。面子は揃っているのでね」
 
 篠田監督からは「好きにやってくれ」と言われている大久保に期待されているのは、当然ながらゴールだろう。
 
「スルーパスで点を取るタイプではないので。(川崎での)4年間もそういう形は少なかった。相手がいてもボールを当ててくれればなにかが生まれてきたので、それを要求したい」
 
 個人の目標ももちろん「ゴール」である。
 
「取りたいですね。記録をどんどん伸ばしたい。得点王も目指します」

取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
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