W杯出場枠、2026年大会から「48」に正式決定! 気になる大会方式と日程は?

2017年01月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

気になる大会方式と日程は?

開催国枠の増大により、今まで陽の目を浴びてこなかったチームも世界戦に出ることが可能になる一方で、大会のクオリティーが低下することが懸念されている。 (C) Getty Images

 1月10日、国際サッカー連盟(FIFA)は、スイスのチューリヒにある本部で行なわれた理事会で、2026年ワールドカップから参加国枠を現行の32チームから48チームに拡大することを決定した。
 
 イギリス・メディア『BBC』によれば、ジャンニ・インファンティーノ会長が2016年2月の着任当初から目指してきた参加国数の増大が理事会の討論の中心となり、最終的に全会一致で1998年のフランス大会以来(24→32)となる参加国の拡大が決定したという。
 
 この決定で参加国数は48チームとなり、試合数は現行の64試合から80試合に増加。しかし、大会日程自体はこれまでと同様の32日間で行なうことも同時発表された。『BBC』は、これはクラブの過密日程を理由に、反対意見を挙げたヨーロッパ勢の声を抑えるためだと伝えている。

 気になる大会方式についてFIFAは、3か国ずつの16グループによる1次リーグを行なう形に変更し、決勝トーナメントには各グループ上位2か国の全32か国によって争われるものにすることを発表した。
 
 インファンティーノ会長は「ワールドカップに参加することよりも、強化に繋がるものは他にない」とした。
 
 また、FIFAは独自の分析結果として、この変更で収益が52億9000万ポンド(約7400億円)に増加すると予測している。
 
 この出場国枠の拡大により、ヨーロッパが16か国、アフリカが9.5か国、アジアが8.5か国、南米と北中米カリブ海が各6.5か国、オセアニアが1か国という割り当てになるという(0.5は大陸間プレーオフで争われる出場枠)と一部では伝えられている。
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