ドログバが酒井宏樹の同僚に? 古巣マルセイユに「逆オファー」!

2017年01月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「マルセイユへの復帰は僕にとって永遠の問い」

2003-04シーズンから1年間だけプレーしたマルセイユでは19ゴールを叩き出したドログバ。そのプレーが高く評価されてチェルシーへと移籍し、一気にスターダムを駆け上がっただけに、本人が恩義を感じるのも無理はないか。 (C) Getty Images

 1月1日に2015年夏から在籍したMLSのモントリオール・インパクトを退団し、無所属の状態となっている元コートジボワール代表FWのディディエ・ドログバが、フランス・テレビ局『カナルプリュス』の取材で自身の去就について語った。
 
 38歳とキャリアの晩年に突入したドログバ。これまでに8クラブを渡り歩いてきたストライカーは、「フランスに戻る選択肢を持っている。それ以上は言えない」と語り、自身がプロデビューを飾った舞台でのプレーを希望した。
 
 1998年にル・マンでトップデビューを飾ってから、ギャンガン(2002-03)、マルセイユ(2003-04)とフランスでは3クラブでプレーしたドログバは、「とくにマルセイユへの復帰は僕にとって永遠の問いだ。できることなら選手として戻りたいが……。ただ、乏しいサラリーでプレーしようとは誰も思わないはずだ」とコメント。マルセイユはわずか1シーズンの所属だったが、公式戦通算で55試合・32得点と大爆発し、チェルシー移籍とその後のスターダムの礎となった舞台だけに、とくに思い入れが強いようだ。
 
 マルセイユは多額の負債を抱えたために、昨年10月にアメリカ人実業家のフランク・マッコート氏が新オーナーに就任。財政面での見直しをスタートさせた。同時に監督にはローマなどで経験を積んだリュディ・ガルシア、スポーツディレクター(SD)には元バルセロナSDのアンドレ・スビサレッタを据えるなど、クラブの立て直しを図っている真っ最中だ。
 
 ちなみに、今シーズンからマルセイユに所属する日本代表DFの酒井宏樹は、11月の来日の際に「クラブは良い雰囲気ですよ。ポジティブな空気が流れています」とコメントしている。
 
 ドログバからの「逆オファー」に、はたしてマルセイユはどう反応するか。コメントから読み解く限り金銭面が契約の鍵となりそうだが、13年ぶりとなる電撃的な復帰が実現すれば大きな注目を集めるのは間違いない。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事