マラドーナ、W杯出場枠拡大に賛成! 一方でメッシには苦言を…

2017年01月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

FIFA会長の推すW杯出場枠拡大案を「素晴らしい」と絶賛!

アワードの会場でインファンティーノ会長と笑顔でツーショットを撮るマラドーナ。会長に対して「腐敗したものをクリアにしてくれと話している」と明かした。 (C) Albert LINGRIA

 1月9日、スイスのチューリヒで行なわれた「ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ」に、元アルゼンチン代表FWのディエゴ・マラドーナが出席。興味深いコメントを残した。
 
 国際サッカー連盟(FIFA)が2016年の最優秀選手賞など各賞を発表する同式典にプレゼンターとして登場したマラドーナ。イベント終了後には、ワールドカップ本大会出場枠の拡大について問われ、「素晴らしいアイデアだ。これまで参加できなかったような国にも出場の可能性を与えることができる」と語った。
 
 2026年大会から現行の32から48へ出場枠数を増やすという案は、昨年2月にFIFA会長に就任したジャンニ・インファンティーノが推奨。しかし、より多くのチームが加わることで大会のクオリティーが落ちることが不安視されている。
 
 しかし、マラドーナは「大会のクオリティーは変わらない」と、懸念を真っ向から否定。さらに「選手を尊重し、サッカーのためにいつだって手を尽くす男だ」とインファンティーノ会長を称賛した。
 
 なお、FIFAは、1月10日に行なわれる理事会でW杯出場枠の拡大について正式な答えを出すことを発表している。
 
 また、マラドーナは同アウォーズで多数のノミネート選手を抱えながら、1月11日に行なわれるコパ・デル・レイのアスレティック・ビルバオ戦に向けた調整のために式典出席をドタキャンしたバルセロナの面々について、次のようにコメントした。
 
「私はレオ(リオネル・メッシの愛称)に失望したよ。自宅でテレビを見ていたのでは誰とも戦えない。この場にいてこそ戦えるんだ。バルセロナがなぜ、このような重要なイベントに参加しなかったのか分からんね」
 
 アルゼンチン代表監督時代に直接指導した経験を持つメッシに苦言を呈したマラドーナ。その偉大な先達からの言葉を、メッシはどのように受け取ったのだろうか。
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