「ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ」の受賞者一覧

2017年01月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

新設「ファン賞」の第1回受賞者はリバプールとドルトムント。

左からラニエリ監督、ナイト監督、ロイド、C・ロナウドの、各個人賞受賞者。 (C) Getty Images

 1月9日(現地時間)、FIFA は2016年の年間表彰式「ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ」をスイス・チューリヒで開催。各賞の受賞者を発表するとともに、盛大に表彰式を行なった。
 
 まず最優秀選手賞は、男子ではクラブ(レアル・マドリー)、代表チーム(ポルトガル)の両方でビッグタイトル獲得に貢献したクリスチアーノ・ロナウドが通算4度目の受賞。女子では、アメリカ代表MFのカーリー・ロイドが2年連続で選出されている。
 
 最優秀監督は、男子ではレスターを奇跡のプレミアリーグ制覇に導いたイタリア人智将のクラウディオ・ラニエリが初受賞し、女子では、リオデジャネイロ・オリンピックでドイツ代表に初の金メダルをもたらしたジルビア・ナイトが、3度目の受賞を果たした。
 
 フェアプレー賞は、11月末の航空機墜落事故で多くの死傷者を出したシャペコエンセ(ブラジル)に対し、コパ・スダメリカーナの優勝を譲ったアトレティコ・ナシオナル(コロンビア)に贈られた。
 
 リベルタドーレス・カップ勝者として昨年末のクラブワールドカップにも出場したアトレティコは、本来ならコパ・スダメリカーナ決勝をシャペコエンセと争うはずだったが、事故を受けてこれを辞退。FIFAからは「素晴らしい謙虚さ」と評価された。
 
 最も優れたゴールを決めた選手に贈られるプスカシュ賞は、マレーシア代表MFのモード・ファイズ・スブリに贈られた。国内リーグで見せた、あり得ないほどのカーブのかかったFKにより、アジア人初の受賞となった。
 
 ファンが作り出した素晴らしい光景などを称えるために今回、新たに創設されたファン賞。その第1回の受賞者に、リバプールとドルトムントの両サポーターが選出された。
 
 両チームは昨シーズンのヨーロッパリーグ準々決勝で対戦したが、第2レグでリバプールの代表的な応援歌「You’ll never walk alone」を、両チームのサポーターが大合唱。スペクタクルな光景として、大いに話題となった。
 
 最後に、FIFPro(国際プロフットボール選手協会)に所属する約2万5千人の選手の投票によって決まるベストイレブンも発表され、以下の選手が選出されている。11人のうち、9人がリーガ・エスパニョーラでプレーする選手ということとなった。
 
◇最優秀選手賞
男子:クリスチアーノ・ロナウド(マドリー/ポルトガル代表)
女子:カーリー・ロイド(ヒューストン・ダッシュ/アメリカ代表)
 
◇最優秀監督賞
男子:クラウディオ・ラニエリ(レスター)
女子:ジルビア・ナイト(ドイツ代表)
 
◇フェアプレー賞
アトレティコ・ナシオナル(コロンビア)
 
◇プスカシュ賞
モード・ファイズ・スブリ(ペナン/マレーシア代表)
 
◇ファン賞
リバプール(イングランド)、ドルトムント(ドイツ)
 
◇FIFProワールドイレブン
GK:マヌエル・ノイアー(バイエルン/ドイツ代表)
DF:ダニエウ・アウベス(ユベントス/ブラジル代表)、ジェラール・ピケ(バルセロナ/スペイン代表)、セルヒオ・ラモス(マドリー/スペイン代表)、マルセロ(マドリー/ブラジル代表)
MF:ルカ・モドリッチ(マドリー/クロアチア代表)、トニ・クロース(マドリー/ドイツ代表)、アンドレス・イニエスタ(バルセロナ/スペイン代表)
FW:リオネル・メッシ(バルセロナ/アルゼンチン代表)、ルイス・スアレス(バルセロナ/ウルグアイ代表)、C・ロナウド(マドリー/ポルトガル代表)
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