マドリーの39試合無敗についてジダン監督は「嬉しいことだが…」

2017年01月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「選手にはハードワークを重ねてチャンスを掴み取ってほしい」

5発大勝で偉業を達成! 写真はカゼミーロによる5点目の後で、彼は今シーズンのマドリーで20人目の得点者となった。 (C) Getty Images

 1月7日(現地時間)、今年最初のリーガ・エスパニョーラ(第17節)が行なわれ、首位のレアル・マドリーはグラナダを5-0で下した。

 これにより、マドリーの無敗記録は39に伸び、昨シーズンにバルセロナが樹立した記録に並んだ。次は、11-12シーズンにユベントスが記録した数字「43」の更新が期待される。

 この偉業に対し、ジネディーヌ・ジダン監督は「偉大な記録に並ぶことができて、とても嬉しい」と語っているが、その後にこう付け加えている。

「それよりも大事なのは、この先もこの記録を継続していくことだ。そして良いプレーを続けていくこと。プレッシングも強めていかなければならない。早めにゴールを奪えば、相手がスペースを空けることになり、試合はよりイージーなものになる」

 これに満足することなく、よりプレーの質を高めて無敗、いや勝利を求めていく姿勢を示したジダン監督。その目は、すでに次の戦いに向けられている。

「12日には(コパ・デル・レイ5回戦の第2レグ)セビージャ戦(アウェーマッチ)が控えている。おそらく、第1レグ(3-0で勝利)同様に苦しい試合になるだろう」

 さてマドリーといえば、ハメス・ロドリゲスら複数の選手に今冬の移籍の噂も流れ、先日、ジダン監督は残留を確信していると発言していたが、グラナダ戦後にも改めて、現在の所属選手に対する信頼の厚さを口にしている。

「全ての選手が重要な存在であり、全員がプレーすべきだと思う。しかし、我々は24人のグループだ。この先、多くの試合が控えている。選手には毎週、ハードワークを重ねて、プレーするチャンスを掴み取ってほしいと考えている」

 最後にジダン監督は、現状と自身の現役時代を比較して、こう語った。

「私が現役の時代には13人の選手で多くの試合を戦わざるを得なかったが、今は違う。私には多くの選択肢がある。だからこそ、全ての選手が重要な存在なんだ」
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