アーセナル、7部のアマチュア選手獲得に迫る! “ヴァーディー・ブレイク”を狙っての先行投資?

2017年01月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

ノンリーグ出身者の台頭に目を付けたアーセナル。

ヴェンゲル(右)が獲得に動いたというブラマル(左)。リーグ優勝が求められるフランス人指揮官だが、先行投資を続ける自分のスタイルを曲げる気はないようだ。 (C) Getty Images

 アーセナルがイングランド7部のヘドネスフォード・タウンから、20歳のサイドバックであるコーエン・ブラマルの獲得に迫っているという。イギリス・メディア『BBC』が伝えた。
 
 ブラマルはイングランドで育成に定評のあるクルー・アレクサンドラの下部組織出身ながら、プロにステップアップすることができず、昨シーズンまでは8部のマーケット・ドレイトン・タウンでプレーしていた、いわばアマチュアの選手だ。
 
 BBCによれば、ブラマルのスピードに惚れ込んだアーセナルは、すでにチームの練習に参加させ、獲得に4万ポンド(約680万円)を支払うという。
 
 イギリス・メディア『スカイスポーツ』は、ブラマルのコメントを紹介。ノンリーグからの大幅なステップアップを果たした若武者は、アーセナルの指揮官アーセン・ヴェンゲルと会った際のエピソードをこう振り返っている。
 
「僕はいつものように移動車に乗ったんだ。そしたら驚いたね、アーセナルの練習場にいたんだから! それで彼らと練習をして、その後にヴェンゲルに『こんにちは。はじめまして。君のプレーが好きだ』と言われたんだ。もう言葉にならなかったよ」
 
 ちなみに、近年のプレミアリーグでは、ノンリーグ(7部リーグ以下の総称)出身者の台頭が目立っている。
 
 昨シーズンのプレミアリーグでビッグサプライズを提供したジェイミー・ヴァーディー(レスター)をはじめ、チャーリー・オースティン(サウサンプトン)やクリス・スモーリング(マンチェスター・U)もノンリーグ出身者。彼らの活躍を受け、アーセナルも下部リーグに目を光らせていたという。
 
 正式発表間近だという、ブラマルの7部クラブから名門アーセナルへの移籍。スター選手を乱獲する中国勢の"爆買い"とは違った意味で、今冬の移籍市場のトピックとなりそうだ。
 
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